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科目のねらい | | 本講義では、アジアの思想と文化を「文学」に焦点を合わせ解説する。取り上げる文学はアジア諸国の文学に影響を及ぼしたインドの文学である。宗教聖典、神話、叙事詩、純文学、宗教文学など、各ジャンルから代表的な作品を選択して解説していく。 授業では、単に文学作品のあらすじを追うのではなく、作品の生成に関わる文化的、歴史的なコンテクストを視野に入れた内容理解をめざす。さらに、インドの文学を通して文学の基層となるインド人の思惟方法の特質を考察する。その考察は同時にアジアの思想と文化の一基層の理解へとつながる。 |
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到達目標 | | (1)インド文学に関する知識が習得できる。 (2)コンテクスト主義に基づく作品理解の方法が習得できる。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1.講義の概要説明と参考文献表の配付 2.ヴェーダの文学(1)自然神讃歌 3.ヴェーダの文学(2)創造神讃歌 4.ヴェーダの文学(3)根源的原理の探求 5.『アタルヴァ・ヴェーダ』の呪文 6.叙事詩(1)『ラーマーヤナ』(『ラーマ王行伝』) 7.叙事詩(2)『マハーバーラタ』(『偉大なバラタ族の物語』) 8.『マハーバーラタ』の挿話 9.『バガヴァッド・ギーター』(『神の歌』) 10.カーリダーサの美文体作品 11.ジャータカ物語:釈尊の前生物語 12.仏伝文学 13.インドの修辞学 14.近現代インドの文芸 15.まとめ 定期試験を行う |
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評価方法 (基準等) | | 授業への参加状況(小テストと授業態度)30%と定期試験70% |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 授業前に、下記参考文献を通じて、授業の内容の該当箇所を予習しておくと良い。 授業後は、下記参考文献以外の文献を通じて、習得知識の再確認をすることが望まれる。 |
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教科書・ 参考書 | | 参考文献:ルイ・ルヌー著、渡辺重朗(訳)、『インドの文学』文庫クセジュ、白水社。 その他の参考文献に関しては、初回に文献表を配付する。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | 授業中の私語と携帯電話操作と不必要な入退室を禁止する。 |
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更新日付 | | 2015/01/28 15:56:13 |