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科目のねらい | | 考古学の方法論に関しての基本文献であるV.G.チャイルド著『考古学の方法』(原書は1956年刊行)を精読することにより、機能論・編年論・分布論といった考古学の研究方法について理解を深める。特に分布論は、考古資料を解釈する上で重要で、本講読では、考古資料の「分布」することの意味について考えていきたい。授業は、学生諸君が分担してチャイルドの論点を整理したレジュメを作成し、その要旨を発表するという形態で実施する。 |
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到達目標 | | 『考古学の方法』を精読し、「型式」の解釈を通じて、編年論や分布論を学ぶことにより、考古学でいう「文化」がどのように変化(成長)してきたかについて知識を深めることを目標とする。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1.時代と時期と年代(1)三時代法批判 2.時代と時期と年代(2)時期呼称法の諸問題 3.時代と時期と年代(3)同時性の確定 4.時代と時期と年代(4)絶対年代の測定 5.分布区分の設定(1)組合わせと特徴型式 6.分布区分の設定(2)分布図の意味 7.分布区分の設定(3)特徴型式の条件 8.分布区分の設定(4)型式と変種 9.文化の変化(1)分布上の変化と文化の変化 10.文化の変化(2)系統関係と分化 11.文化の変化(3)集中類化現象と混合文化 12.文化の変化(4)伝播と自生 13.考古学の本領(1)型式の増加と進歩 14.考古学の本領(2)思考の進歩と世界の成長 15.総括 |
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評価方法 (基準等) | | 定期試験を評価の基準とするが、発表内容や授業態度などを加味し総合的に判断する。定期試験50%、発表内容20%、授業態度20%、授業への貢献度10%で評価する。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | テキストは事前に配布するので、発表者はレジュメを作成し授業に参加すること。発表者以外のゼミ生も事前に熟読し、疑問点を整理しておくこと。 |
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教科書・ 参考書 | | <教科書>V.G.チャイルド(近藤義郎訳)1964『考古学の方法』(河出書房) <参考書>V.G.チャイルド(近藤義郎・木村祀子訳)1969『考古学とは何か』(岩波新書) |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | オフィスアワーは、月曜日4限、3号館4階の歴史学科共同研究室(藤澤研究室3418)です。授業の空き時間にも適宜対応します。 |
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備考 | | |
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更新日付 | | 2015/02/06 18:55:34 |