開講年度2015
科目名日本史専門講読B-Ⅱ
(全)開講学科歴史学科 2013-2014年度入学
歴史学科 2002-2012年度入学
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者後藤 致人
単位数2
曜日・時限秋学期 金曜日 2時限
キャンパス


サブタイトル
『木戸幸一日記』を読む②
科目のねらい
 昭和戦前期政治史研究の基本資料である『木戸幸一日記』を読解し、近代史研究の基礎を養う。木戸幸一は昭和戦前期の政治家で、長く政治の第一線にいた。特に1940年以降は宮中最高ポストである内大臣に就任し、後継内閣首班選定に大きな影響力をもった。東條英機を総理大臣に強く推したのも木戸である。『木戸日記』は東京裁判の過程で公になり、今日に至るまで近代政治史研究をする上で、避けては通れない資料となっている。ただ、それだけ重要な資料であるものの、近年さまざまな天皇・宮中周辺の資料が公開されており、各種資料と突合せ検討する、資料批判の必要性が今日より多く求められている。新資料などを活用しながら批判的に『木戸日記』を読解していきたい。
到達目標
 この授業によって、近代における日記資料の活用の方法を学ぶことができる。春学期では、読解が中心であったが、秋学期では、関連資料との比較検討に重きを置く。
授業の内容・
計画
1、ガイダンス
2、『木戸日記』と昭和戦前期の主要資料について
3、時代背景の解説
4、資料講読・発表と質疑応答 昭和13年
5、資料講読・発表と質疑応答 昭和14年
6、資料講読・発表と質疑応答 昭和15年①
7、資料講読・発表と質疑応答 昭和15年②
8、資料講読・発表と質疑応答 昭和16年①
9、資料講読・発表と質疑応答 昭和16年②
10、資料講読・発表と質疑応答 昭和17年
11、資料講読・発表と質疑応答 昭和18年
12、資料講読・発表と質疑応答 昭和19年①
13、資料講読・発表と質疑応答 昭和19年②
14、資料講読・発表と質疑応答 昭和20年
15、まとめ
評価方法
(基準等)
授業への参加度を前提に、発表(50%)とレポート(50%)で評価する。
授業外の学修
(予習・復習)
予習として、担当する箇所の講読、関連資料との比較検討すること。また、授業で習った箇所の復習を行うこと。
教科書・
参考書
授業中に適宜プリントを配布する。
参照URL
質疑応答
木曜日1限3422研究室
備考
 
画像
ファイル
更新日付2015/02/06 09:27:38