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科目のねらい | | 中世文書や記録を読むことで資料読解の能力を高め、戦国期の領主や地域の様相を知り、当時の社会を知るための基礎的知識を身につける。特に、織田信長の関係文書という身近な素材を読むことで、地域のなりたちや戦国大名の支配のありかたを理解する。 |
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到達目標 | | 織田信長の天文18(1549)年から弘治元(1556)年までの活動を史料を読む。この時期は、父織田信秀が死に信長が弾正忠家を継承する時期に当たる。熱田社・津島社・笠寺などの寺社を勢力下に置き、旧来からの加藤氏らの家臣を維持し、権力をかためる時期にあたる。史料を講読することで、織田氏の活動や在地支配のありかたを学び、尾張の地域社会の様相を理解することができる。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1 「織田氏関係文書」について(レクチュア) 2 織田信長の熱田八ヶ村宛ての制札 3 尾張万性寺・笠覆寺などの寺院と交通 4 浅井氏の熱田社への寄進と織田信秀の安堵 5 信長の笠寺別当職の安堵 6 天文20年、将軍足利義藤の仲介による信秀と今川義元の和睦 7 尾張国内の織田家一族と美濃斎藤氏 8 織田信秀の死去と葬儀 9 信長による国内寺社の所領安堵 10 信長の家臣加藤・大森氏らの商業活動 11 天文22年、信長と斉藤道三の会見 12 織田信勝・勝秀子らと尾張国内寺院 13 天文23年、信長の清洲城譲渡と那古野城主へ 14 信長と家臣服部・祖父江氏ら-「俵子船」、河川流通の掌握- 15 鳴海城をめぐる信長と今川義元の戦い |
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評価方法 (基準等) | | テスト75%、小テスト25%。期間内には小テストを行い、筆記試験を行う。なお、出席は当然のことである。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 1、文書・資料の形式や言葉は 『織田信長家臣人名辞典』などで不明なことは調べてみよう。 2、人名など 鎌原恒「室町時代における尾張国守護代織田氏の系譜に関する考察」(『中央史学』27)、柴裕之編『尾張織田氏』、『名古屋市史』などを使って調べてみよう。 |
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教科書・ 参考書 | | 教材は『愛知県史 資料編10 中世3』に収録されている文書をプリントで配布する。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 授業中、質問する。また、わからないことがあったら、研究室に来てほしい。 |
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備考 | | 高校時代に使った国語辞書・古語辞書・電子辞書を毎回持参する。 妙興寺や津島社など関連する場所に出向いてみよう。きっと、面白いことに気づくだろう。 |
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更新日付 | | 2015/02/06 13:30:56 |