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科目のねらい | | 中国、百済から暦法が伝来し、日本人は暦を使った生活を送るようになった。それ以前にどのような時間意識、季節意識があったかというと、くわしくはわからない。7~8世紀にかけて中国暦法をj受容しながら律令国家が運営されていたが、平安時代半ばから中国からの暦法の摂取はなくなってしまった。江戸時代になって、再び改暦がなされて、西洋の天文学も受容される。古代から近代にいたる暦の変遷を考察したい。 |
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到達目標 | | 暦の歴史をたどることによって、日本文化史の一面を理解することを目標する。長い間、中国から摂取した太陰太陽暦を使ってきたが、1873年より西洋で通用していた太陽暦を採用して、今にいたる。これは、日本が東アジア文化圏から離脱して、西洋的な文明に参加しようとしたことを意味する。暦のあり方をたどり、比較していくことで、日本人の時間意識、宗教意識を理解することをめざす。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1.世界の暦と日本の暦 2.中国暦と日本 3.日本神話のなかの時間意識 4.幻の暦をもとめて 5.陰陽寮の成立 6.陰陽道とは何か 7.中世の陰陽道と暦 8.ヨーロッパの影響と江戸時代 9.マテオ・リッチの地図 10.綱吉の文化プロジェクト 11.貞享改暦 12. 吉宗と改暦 13. 寛政改暦 14.本居宣長と平田篤胤 15.明治改暦 |
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評価方法 (基準等) | | 毎回出席をとる。授業参加度、小テストで50%、学期末の試験で50%の割合で、成績の評価を行う。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 予習として配布資料と教科書の該当箇所を読んでおくこと。復習としては授業内容をまとめてきて、配布資料を検討しておくこと。 |
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教科書・ 参考書 | | 林淳『天文方と陰陽道』(山川出版社、2006年)800円。教科書は購入しておくこと。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 研究室番号:3520(3号館5階)、オフィスアワー:木曜日昼休み |
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備考 | | 毎回、授業の内容について質問し、それに対してコメントを書く小テストを行う。デスカッションタイムを設けるので、積極的な参加を期待している。 |
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更新日付 | | 2015/02/07 16:38:18 |