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科目のねらい | | 本講義では、紀元後に展開したインドの思想・哲学・宗教を概観する。ヒンドゥー教の神話や叙事詩などの文学を説明する際は、そのコンテクストを説明することで文学テクストの理解を深めたい。また、ヒンドゥー教の主要な6つの哲学諸派や大乗仏教の哲学説を説明する際は、個々の説を詳細に説明しつつも、インド的実在論と唯名論という準拠枠を設定し、それら学説の共通点と相違点を浮き彫りにしたい。 なお本講義は、春学期開講の「インドの思想I」とあわせて受講することが望ましい。 |
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到達目標 | | (1)インド哲学史に関する知識が習得できる。 (2)インド的思考について学び、新たな思考枠を獲得することができる。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1. インド哲学史の区分 2. ヒンドゥー教の理解のコンテクスト 3. ヒンドゥー教の三大神の神話 4. 『ラーマーヤナ』(『ラーマ王行伝』) 5. 『マハーバーラタ』(『偉大なバラタ族の物語』) 6. 『バガヴァッド・ギーター』(『神の歌』) 7. 仏教の諸体系 8. ニヤーヤ学派の論理学 9. ヴァイシェーシカ学派の存在論 10. ヨーガ学派の心身論 11. サーンクヤ学派の二元論 12. ミーマーンサー学派の祭事哲学 13. ヴェーダーンタ学派の一元論 14. タントリズム 15. 試験 |
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評価方法 (基準等) | | 授業への参加状況(小テストと授業態度)30%と定期試験70% |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 授業前に、下記参考文献を通じて、授業の内容の該当箇所を予習しておくと良い。 授業後は、下記参考文献以外の文献を通じて、習得知識の再確認をすることが望まれる。 |
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教科書・ 参考書 | | 【参考文献】早島鏡正他著、『インド思想史』、東京大学出版会、1982年、3,780円。 その他の参考文献に関しては、授業初回に文献表を配付する。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | (1)授業中の私語、携帯電話操作、不必要な入退場を禁止する。 (2)本講義の履修は、春学期開講の「インドの思想I」を履修していると理解がしやすい。 |
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更新日付 | | 2015/02/07 17:48:35 |