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科目のねらい | | 仏教美術といえば奈良の大仏をはじめとする仏像を思い浮かべる学生が多いことでしょう。しかし実際にはその造形活動は仏像以外にも多岐にわたっており、仏教思想啓蒙の上で大きな役割を果たしてきたのです。 本科目では仏教思想・文化がインドで形成されアジア各地に伝播する上で造形活動が果たした役割を、具体的に仏教美術の作品を読み解くことで楽しく理解できるようにしてゆきます。 |
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到達目標 | | わが国に数多く建立された仏教寺院.訪れると本堂以外にも伽藍の処々で種々の形式の数多くの仏像に迎えられる。なぜ、どうして、どのような意味を持ってその場に表されるに至ったのだろうか? 仏像の種類と配置にはなんらかの関係があるのだろうか?それらの多岐にわたる様相を検討するのがこの講義の目標です。講義はスライドのプレゼンテーションをを行うほか、実際に受講生に写仏を体験してもらいます。 秋学期は仏像のはるかな歩みを日本の仏教美術を通して眺め,受講生がその伝播と変容の歴史を理解し,仏像の種類と形式およびその意味について認識すること、および仏像鑑賞の基本的態度,知識を身に付けることを到達目標としています。 |
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授業の内容・ 計画 | | ①ガイダンス:仏を「観る」ということ /仏像とは何か? ②仏の広がり:仏の種類、仏教伽藍について ③仏像の基本形式 三十二相,印相について ④釈迦像のアジア諸地域における変化 ⑤写仏実習と解説:釈迦如来 ⑥写仏実習と解説:阿弥陀如来 ⑦阿弥陀如来と浄土美術 ⑧写仏実習と解説:観音菩薩と菩薩信仰 ⑨法隆寺金堂の仏像と壁画配置 ⑩写仏実習と解説:変化観音 ⑪天部とバラモン教の神々 ⑫変化観音とヒンドゥー教の神々:ヴィシュヌの図像 ⑬変化観音とヒンドゥー教の神々:シヴァの図像 ⑭毘盧遮那仏と大日如来 ⑮羅漢像,祖師像、禅宗の美術 |
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評価方法 (基準等) | | 出席態度重視,毎回出席カードにコメントを課し,期末テストと併せて評価します。 平常点30%、期末試験70%の割合で総合し、60%以上の得点者を単位取得対象とします。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 特に要求しないが、仏教思想の基礎知識を習得しておくことが望ましい。 |
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教科書・ 参考書 | | |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | ①「鑑賞する」態度を問うため,私語は厳重注意します。 ②暗幕,スクリーンを降ろすため暗がりで板書するのが苦手な受講生はペンライトを用意すること。 ③写仏実習にのぞみ、筆ペン持参が課されます。 |
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更新日付 | | 2015/02/12 00:20:00 |