開講年度2015
科目名日本仏教の思想Ⅱ
(全)開講学科宗教文化学科 2013年度入学
宗教文化学科 2008-2012年度入学
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者川口 高風
単位数2
曜日・時限秋学期 木曜日 3時限
キャンパス


サブタイトル
各宗の袈裟を学び研究書を講読する
科目のねらい
袈裟は仏弟子の標幟である。仏教者として袈裟ほど身近なものはない。では、袈裟はどういうものか、何を教えているか、なぜ、搭けなければならないのかを学ぶのがねらいである。そこで、現在の曹洞宗、天台宗、真言宗の法衣や袈裟をDVDでみるとともに、江戸期の袈裟研究書である『伝衣象鼻章稿巴歌』を訓読し現代語訳する。
到達目標
本講により現代各宗の法衣や袈裟を知るとともに、『伝衣象鼻章稿巴歌』を著わした逆水洞流の主張や江戸期の袈裟に関する考えなどを明らかにする。また、当時、袈裟論争ともいわれた時期であったため、他の研究書と比較して正法の袈裟とはどういうものかを考えてみる。
授業の内容・
計画
1.曹洞宗の袈裟(DVD)
2.天台宗の法衣(DVD)
3.真言宗の法衣(DVD)
4.『伝衣象鼻章稿巴歌』と著者逆水洞流
5.『伝衣象鼻章稿巴歌』講読巻一
6.  〃
7.  〃
8.『伝衣象鼻章稿巴歌』講読巻二
9.  〃
10.  〃
11.『伝衣象鼻章稿巴歌』講読巻三
12.  〃
13.  〃
14.まとめ(1)
15.まとめ(2)
評価方法
(基準等)
定期試験(70%)とDVD教材を視聴した時の小レポート、学習態度(30%)で評価する。
授業外の学修
(予習・復習)
(予習)テキストの授業内容にあたる章を読んでおき、読めない漢字や熟語の意味を調べておく。
(復習)テキストの学習した章を再読し、ノートを整理すること。
教科書・
参考書
(テキスト)『伝衣象鼻章稿巴歌』のプリントを配布する。
(参考書)『修訂曹洞宗の袈裟の知識』(曹洞宗宗務庁 2010年 2000円)『法服格正の研究』(第一書房 1976年 8000円)松村薫子『糞掃衣の研究』(法蔵館 2006年 2940円)などをはじめ講義中に適宜紹介する。
参照URL
質疑応答
質問などは研究室(2415)へ来て下さい。オフィスアワー火曜日(15時10分~16時40分)水曜日(17時00分~18時00分)
備考
画像
ファイル
更新日付2015/02/07 18:23:28