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科目のねらい | | この講義のねらいは数学という思考ツールを使いこなせるようになることです.高校の数学や大学で学ぶ数学の入門的な内容の中から,現実場面を思考するツールとして役立つ数学の話題を取り上げて講義を行います.特にこの講義では行列とその応用について取り上げます. |
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到達目標 | | この講義の目標は現実の問題を行列や行列の演算で表現できるようになることです.特に集計表,連立方程式,動向分析を行列や行列の演算で表せることになりましょう.つぎに行列のスカラー倍,和,積などの演算ができるようになることを目指します.その応用として簡単な社会ネットワーク分析ができるようになることを目指します.つぎに行列のべき乗や逆行列を使って過去や未来の動向を表現できるようになることを目指します.つぎに固有値・固有ベクトルを導入します.まずは固有値・固有ベクトルの求め方をしっかり理解しましょう.つぎに固有値・固有ベクトルを使って変化の推移や最適化問題を解けるようになることが目標になります.最後に応用として因子分析を紹介します.固有値・固有ベクトルが重要な役割を果たしていることをしっかり理解しましょう. |
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授業の内容・ 計画 | | まず現実の問題を行列や行列の演算で表現する方法を学ぶ.集計表,連立方程式を行列や行列の演算で表現する方法を学びます.次に行列のスカラー倍,和,積などの演算を学びます.その後,応用として簡単な社会ネットワーク分析を行って中心人物を割り出す方法を学びます.つぎに動向分析を行列とその積で表す方法を学びます.動向分析に使えるツールとして逆行列・固有値・固有ベクトルを学び,それらを使って動向の推移,最適化問題,因子分析を学びます. 1,集計表と行列 2,行列の演算1 3,行列の演算2 4,社会ネットワーク分析1 5,社会ネットワーク分析2 6,中間テスト 7,推移行列1 8,推移行列2 9,逆行列1 10,逆行列2 11,固有値・固有ベクトル1 12,固有値・固有ベクトル2 13,固有値・固有ベクトルの応用(最適化問題) 14,固有値・固有ベクトルの応用(因子分析) 15,まとめ なお、授業の進度等の都合により、内容・スケジュールが調整されることがあります. |
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評価方法 (基準等) | | 定期試験(50パーセント),講義中の演習・課題・講義における貢献等の平常点(50パーセント) 漫然と出席しているだけでは評価されません.講義中の演習や出された課題をきちんとこなして理解につなげましょう. |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 数学を理解するにはまず記号,言葉や概念を把握することが大事です. 予習はシラバスや授業の進度を参考に講義で扱う予定の箇所をあらかじめ読んで,出てくる記号,言葉や概念の意味を考え疑問点を把握すること. 復習は講義ノートをよく読んで内容を理解することに努めましょう.まず言葉,記号,概念をしっかりと理解して覚えておきましょう.次に例題や演習を解いて問題を解決できるようになりましょう. |
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教科書・ 参考書 | | 川添 充 岡本夏彦 著「思考ツールとしての数学」共立出版 2200円+税 ISBN978-4-320-11030-4 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 質問や要望は講義中に行うようにしてください. 講義時間内に質問するのが難しいのであればレポートや演習課題とともに質問や要望を書いて渡してください. |
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備考 | | 講義中の私語は厳禁です.講義中の携帯電話操作は禁止します.
なんらかの事情で欠席しても講義資料や教科書を読んで自習し,休んだ時に出された課題を提出すること. |
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更新日付 | | 2015/02/09 22:08:04 |