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科目のねらい | | 環境問題は自然と人間活動の複雑な相互関係のもとに発生している世界的課題です。本授業では様々な地球環境問題を取り上げ、その実態、背景、解決策などを紹介していきます。環境問題は自然と人間との関係のあり方を探ることとなりますので、地理学の視点が大変有効になります。なぜなら地理学は自然と人間の関係を問う科学でもあるからです。 |
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到達目標 | | 世界における多様な地球環境問題の現状を理解し、その原因、環境への影響、その対策などについて地理学の視点から考え、地球環境問題の解決のために、国際的な協力体制の他に、地球に住む私たち自身の行動を考えることが大切であることを、本授業を通して受講者一人一人が認識し、地球環境問題解決のために、アクションを起こせるようにすることが本授業の目標です。 |
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授業の内容・ 計画 | | 授業においては、WebCampusを利用した事前の講義資料の配信を行います。事前に各自講師資料をダウンロードし印刷するなどして授業に臨んでください。 ①地球環境問題の基礎知識 ②20世紀の人口増加と環境問題の係わり-テレビ番組『地球環境白書』の一部視聴(以後適宜視聴) ③砂漠の緑化計画が何をもたらしたか-中央アジア・アラル海地域の環境問題 ④巨大ダム建設は何をもたらしたか-エジプト・ナイル川流域の環境問題 ⑤なぜ砂漠化が進むのか-アフリカ・サヘル地域の人口増加に伴う砂漠化の進展 ⑥熱帯林開発の背景と環境問題-アマゾン開発の光と影 ⑦森林破壊がもたらしたもの-土壌浸食の問題(中国とブラジルにおける環境問題) ⑧「緑の革命」は食糧増産に貢献したか-インドにおける農業及び農村社会への影響と伝統的農法の意義 ⑨発展途上国における人口増加が抱える問題-膨張する発展途上国の都市環境問題 ⑩公害問題はどのように起こり如何に解決されてきたか-日本における高度経済成長と公害 ⑪先進地域における環境問題-北欧における大気と水の汚染、エネルギー問題のジレンマ(原子力発電をめぐって) ⑫日本における森林利用の知恵と環境配慮型農漁業とは-環境保全型農業への転換 ⑬水の利用からみる環境問題 ⑭環境破壊がもたらす国家の危機 ⑮経済のグローバリゼーションと地球環境-持続可能な開発とは? |
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評価方法 (基準等) | | 評価にあたり、通常試験(筆記試験)を行います。これに出欠点を加味して総合的に評価します。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | ①いずれか一つ地球環境問題の実例。②1950年、2000年、2050年(推計)時点における世界の国別人口上位20カ国の人口と順位。③旧ソ連による砂漠の緑化計画(アラル海プロジェクト)。④アスワンハイダム。⑤アフリカのサヘル。⑥熱帯雨林の役割。⑦世界の森林破壊の事例。⑧「緑の革命」。⑨発展途上国の都市の現状。⑩日本の公害。⑪ヨーロッパの国々のエネルギー割合。⑫環境保全型農業の事例。⑬世界の水をめぐる争い。⑭環境破壊が国家の危機と結びつく理由。⑮経済のグローバル化の功罪。. |
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教科書・ 参考書 | | WebCampus上に毎回講義資料をアップするので、各自授業開始前にダウンロードして、授業に臨んでください。参考書としては、石弘之『地球環境報告』(岩波新書:1988年初版)『地球環境報告Ⅱ』(岩波新書:1998年初版)としてあげておきます。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 質疑については、授業時に適宜応答しますので、質問をしてください。 |
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備考 | | |
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更新日付 | | 2015/02/03 18:43:59 |