サブタイトル | | |
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科目のねらい | | 日本の近現代小説を歴史的・文化的背景をふまえて読解し分析する方法を習得することを通して、現代社会における課題をみつめ、生涯にわたって小説に親しみ、読む楽しみを身につけることをねらいとする。 |
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到達目標 | | 日本の近現代小説をとりあげ、作品を生み出してきた歴史的・文化的背景をふまえて読解し分析する方法を習得する。 特に疾病や介護に関わる小説を精読することを通して、小説がいかなる問題をとりあげ、困難を乗り越えようとしたのかを理解し、現代に生きるわれわれの生活を見直すきっかけとしたい。 また研究史を踏まえたうえで適切な分析方法によって論ずることができるようにする。 |
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授業の内容・ 計画 | | 第1回 授業ガイダンス・マンガのなかの〈老い〉 第2回 小川洋子『博士の愛した数式』:介護小説 第3回 小川洋子『博士の愛した数式』:アンチ家族小説 第4回 小川洋子:アンチ疾病小説 第5回 夏目漱石『坊っちやん』:「清」の物語 第6回 島崎藤村「ある女の生涯』:狂気を描く 第7回 安岡章太郎『海辺の光景』:母の看取りを描く 第8回 志賀直哉「老人」:家族の周縁を描く 第9回 円地文子「猫の草子」:自死を描く 第10回 深沢七郎『楢山節考』:習俗のなかの〈老い〉 第11回 谷崎潤一郎『瘋癲老人日記』:エロスと〈老い〉 第12回 佐江衆一『黄落』:「老いらくの恋」 第13回 東野圭吾『赤い指』:介護のミステリ小説 第14回 東野圭吾『赤い指』:ミステリの描く家族 第15回 授業のまとめ *ただし、受講者の理解度により進度を変更することがある |
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評価方法 (基準等) | | 提出物と平常点40% 定期試験(論述)60%で総合的に評価します。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 予習:テキストの次週の範囲を読むこと。 復習:授業で配布されたプリントと、テキストとの内容を照合して、200字程度に要約する。 |
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教科書・ 参考書 | | 【テキスト】米村みゆき・佐々木亜紀子編著『〈介護小説〉の風景――高齢社会と文学』森話社 2008.11 \2,592 【参考文献】授業中に適宜指示します。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | 授業で提出するコメントカードを評価の対象にします。 テキストは最終試験の持ち込み許可物件とします。 テキストを予め読んだうえで受講して下さい。 |
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更新日付 | | 2015/02/04 14:21:51 |