開講年度2015
科目名哲学Ⅱ
(全)開講学科経営学科 2013年度以降入学
経営学科 2007-2012年度入学
現代企業学科 2008年度以降入学
法律学科 2013年度以降入学
法律学科 2007-2012年度入学
現代社会法学科 2013年度以降入学
現代社会法学科 2007-2012年度入学
心理学科 2013年度以降入学
心理学科 2010-2012年度入学
健康科学科 2015年度以降入学
健康科学科 2013-2014年度入学
健康科学科 2010-2012年度入学
健康栄養学科 2013年度以降入学
健康栄養学科 2012年度入学
健康栄養学科 2008-2011年度入学
医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者岩佐 宣明
単位数2
曜日・時限秋学期 月曜日 1時限
キャンパス


サブタイトル
倫理学
科目のねらい
倫理学は広い意味で、人間の善い生き方・正しい生き方とは何か、を問う哲学の一分野である。科学技術の進歩が逆説的にも人類の将来的生存を脅かし、医療の発展が伝統的な人間観を掘り崩し、経済活動が文化的多様性をのみ込んでグローバル化する今日、この問いは私たちの日常生活においても切実なものとなりつつある。倫理学はこうした状況に理論的側面からアプローチする学問だが、その扱う問題の多様性や問題を扱う立場の多様性からいって、倫理学の学習はまず、特定の答えの学習であるよりも、問いを深める技術の学習である。この授業ではとくに現代の倫理学における主要な学説と論争点を概観しつつ、人間の善い生き方・正しい生き方とは何か、という問題にたいする幅広い理解と視野を得ることを目的とする。
到達目標
・倫理学(とくに現代倫理学)について基本的な知識を得る。
・多様な(そしてときには対立する)倫理学説を学びつつ、価値観の多様性の中で人間としての善い生き方、正しい生き方を考えることの意義について理解を深める。
授業の内容・
計画
第1回:ガイダンス
第2回:メタ倫理学I(非自然主義)/[1]pp.26-31. [2]pp.61-65.
第3回:メタ倫理学II(認知主義批判)/[1]pp.31-34, 36-37. [2]pp.76-79.
第4回:メタ倫理学III(非認知主義)/[1]pp.35-36, 38-41. [2]pp.79-88.
第5回:メタ倫理学IV(実在論I)/[1]pp.41-49. [2]pp.58-60, 65-66.
第6回:メタ倫理学V(実在論II)/[1]pp.49-56.
第7回:規範倫理学I(三つの基本的立場)/[1]p.57. [2]pp.7-9.
第8回:規範倫理学II(義務論)/[1]pp.58-66. [2]pp.26-31.
第9回:規範倫理学III(功利主義)/[1]pp.67-76. [2]pp.19-26, 34-39.
第10回:規範倫理学IV(徳倫理学)/[1]pp.76-86. [2]pp.281-288.
第11回:政治哲学I(リベラリズム)/[1]pp.87-95. [2]pp.102-108.
第12回:政治哲学II(コミュニタリアニズム)/[1]pp.96-104. [2]pp.288-291.
第13回:政治哲学III(リバタリアニズム)/[1]pp.105-117. [2]pp.127-131.
第14回:応用倫理学(生命倫理学、環境倫理学)/[1]pp.147-176.
第15回:まとめ
評価方法
(基準等)
定期試験100%
授業外の学修
(予習・復習)
・毎回の復習として、後で振り返ったときに自分で授業の流れと内容が再現できるよう、板書を補いつつノートを整理しなおす。そのさい、消化不良だと思われる点については、下記参考文献(図書館所蔵)を参照する、あるいは次回授業のコメントカードを利用して質問する、等々して疑問点を解消する。
教科書・
参考書
参考文献[1]:坂井昭宏[他]編『現代倫理学』ナカニシヤ出版(2007)
参考文献[2]:伊勢田哲治『動物からの倫理学入門』名古屋大学出版会(2008)
参照URL
質疑応答
研究室は2413、オフィスアワーは月曜日、水曜日、金曜日の13:00~14:00です。オフィスアワー外でもできるかぎり対応します。
備考
画像
ファイル
更新日付2015/02/04 12:27:50