サブタイトル | | |
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科目のねらい | | 古典的名作を通じて、多様な文化と価値観を理解するとともに、人間に対する洞察力を深め、豊かな人間性を養うことが目的。 |
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到達目標 | | ドイツの文豪ゲーテがその生涯をかけて完成させた世界的名作『ファウスト』を講読します。この物語は、医学、法学、哲学などあらゆる学問を究めた老ファウスト博士が、「この世界を動かしている根源の力とは何か」「この世界で最も美しいものは何なのか」「人間が心の底から感動できる瞬間はあるのか」等々の人生究極の問いに対する解答を見つけるため、悪魔メフィストフェレスと契約をかわし、若返った姿で世界を旅するものです。授業では、背景にあるヨーロッパの文化を学びながら、作品を通してゲーテが私達に投げかける一つひとつの問いかけに耳を傾けつつ、じっくりと名作を味わいたいと思います。
また授業では『ファウスト』の講読と並行して、教養セミナー・ハンドブックを用い、大学で学ぶための基本(スチューデントスキル&スタディスキル)についても学んでいきます。 |
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授業の内容・ 計画 | | 教養セミナーⅡでは、『ファウスト』第二部を扱います。ここでは、ファウストは美と権力を追い求め、時空を超えて古代ギリシァの世界まで旅をします。
・苦悩を癒されるファウスト ・皇帝の権力に取り入るファウスト ・古代ギリシャの美女ヘレナを求めて ・人造人間ホムンクルス ・「古典的ワルプルギスの夜」 ・ファウストの最後の挑戦 ・ファウストの最期 ・「永遠に女性的なるもの」について ・『ファウスト』をテーマにした芸術作品の紹介 |
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評価方法 (基準等) | | 期末のレポート(50%)、及び毎回授業中に提出してもらう「感想」(50%)を評価の対象とします。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 毎回、20~30ページを読み進めますが、予めその部分に目を通し、内容についてまず自分で考えてみることが、大切だと思います。また、授業で扱えない範囲もありますので、その部分は自分で読んでおくようにして下さい。 |
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教科書・ 参考書 | | 〈テクスト〉ゲーテ『ファウスト』第一部・第二部 池内紀訳 集英社文庫 〈副教材〉 教養セミナー・ハンドブック『大学で学ぶために』 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 研究室は2号館の4階にあります(部屋番号2417)。火曜日13時~13時30分、木曜日12時50分~13時20分のオフィスアワーには研究室にいますので、遠慮なく質問に来て下さい。 |
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備考 | | <アドヴァイザーとして一言> 大学は、受身的に知識を身に付けつけるところではなく、自ら積極的に学問に取り組み、「知性」と「人格」を磨く場です。『ファウスト』の講読を通じて、私も皆さんとともに学びながら、「人間」について語っていきたい。そして学生の皆さんには、気軽に研究室を訪問していただき、その延長の話ができればと願っています。 |
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更新日付 | | 2015/02/10 15:40:12 |