開講年度2015
科目名宗教学Ⅱ
(全)開講学科総合政策学科 2013年度以降入学
総合政策学科 2008-2012年度入学
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者山端 信祐
単位数2
曜日・時限秋学期 木曜日 3時限
キャンパス


サブタイトル
禅・仏教と人間
科目のねらい
 「日本の宗教はなんですか?」と、皆さん聞かれたらなんと答えるか?
 日本には、「仏教」もあれば、「神道」もある。そして、日常の行事に目を向ければ、数多くの宗教の行事を行っている。
 このように多々の宗教を包含している日本の宗教を理解するに、まず、世界の三大宗教の一つである「仏教」を理解する必要がある。仏教は、アジアを中心に広く展開しており、日本の歴史や文化に多大な影響を与え、私たちの生活習慣や行事にも浸透している。
 では、皆さんが「仏教」という言葉を聞いて何を思い浮かべるであろうか?
 今日の日本社会では、「仏教=葬式仏教」という「死者のための宗教」と捉えがちであるが、本来は、「どう生きるか」を説いた教えである。
 本講義では、インドを起源とする仏教を中心に講義を進め、本学の建学の精神である「行学一体・報恩感謝」についての理解を深めてもらいたい。

 「宗教学」の授業は「建学の精神」に基づく、宗教人間教育の一環として実施される、本学独自の必修科目です。
到達目標
(1)知識力の向上
  一般教養に含まれる、基礎的な仏教・禅の知識を身につける

(2)発想力の向上
  単なる知識だけではなく、仏教儀礼や禅の教えを通して、その意義や内容について考察してもらう

(3)日本、アジア地域への理解
  仏教・禅が日本やアジアの中でどのような変遷をへてきたか、歴史や文化面の関わりを知る
授業の内容・
計画
1:はじめに(講義概要)
2:日本の仏教行事の由来
3:仏教成立の背景
4:ブッダの生涯1
5:ブッダの生涯2
6:ブッダの教え1(四聖諦・八正道)
7:ブッダの教え2(四法印・縁起)
8:インド仏教の展開1(経典の成立)
9:インド仏教の展開2(大乗仏教の成立)
10:中国の仏教
11:日本の仏教1(古代~平安時代)
12:日本の仏教2(鎌倉~江戸時代)
13:禅の教学と展開1(禅とは何か?)
14:禅の教学と展開2(曹洞宗について)
15:まとめ
評価方法
(基準等)
定期試験70%、平常点(出席態度、小レポート)30%による総合評価
授業外の学修
(予習・復習)
(予習)講義の終わりに、次週の概略を説明する(もしくは、次週のプリント配布する)。各自は、その
    概略をもとに、教科書を読んでおくこと。または、プリントに目をとおしておくこと。

(復習)単なるテスト対策の復習ではなく、各講義の中で「納得した」、「興味を持てた」内容を確認して
    おくこと。
教科書・
参考書
〈教科書〉愛知学院大学宗教研究会編『宗教と人間‐真(まこと)の生き方を求めて‐』(大東出版社、
      2008年、1000円)
〈参考書〉授業中にプリントを配布等、適宜紹介する。
参照URL
質疑応答
授業後すぐか、禅研究所(坐禅堂横の建物)で応じます
備考
講義中の入退室、私語、飲食、携帯電話の使用は厳禁。なお、何らかの事情でそうした行為を必要となる可能性がある場合は、事前に申し出ること。
画像
ファイル
更新日付2015/02/12 10:40:51