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科目のねらい | | 「日本の宗教はなんですか?」と、皆さん聞かれたらなんと答えるか? 日本には、「仏教」もあれば、「神道」もある。そして、日常の行事に目を向ければ、数多くの宗教の行事を行っている。 このように多々の宗教を包含している日本の宗教を理解するに、まず、世界の三大宗教の一つである「仏教」を理解する必要がある。仏教は、アジアを中心に広く展開しており、日本の歴史や文化に多大な影響を与え、私たちの生活習慣や行事にも浸透している。 では、皆さんが「仏教」という言葉を聞いて何を思い浮かべるであろうか? 今日の日本社会では、「仏教=葬式仏教」という「死者のための宗教」と捉えがちであるが、本来は、「どう生きるか」を説いた教えである。 本講義では、インドを起源とする仏教を中心に講義を進め、本学の建学の精神である「行学一体・報恩感謝」についての理解を深めてもらいたい。
「宗教学」の授業は「建学の精神」に基づく、宗教人間教育の一環として実施される、本学独自の必修科目です。 |
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到達目標 | | (1)知識力の向上 一般教養に含まれる、基礎的な仏教・禅の知識を身につける
(2)発想力の向上 単なる知識だけではなく、仏教儀礼や禅の教えを通して、その意義や内容について考察してもらう
(3)日本、アジア地域への理解 仏教・禅が日本やアジアの中でどのような変遷をへてきたか、歴史や文化面の関わりを知る |
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授業の内容・ 計画 | | 1:はじめに(講義概要) 2:日本の仏教行事の由来 3:仏教成立の背景 4:ブッダの生涯1 5:ブッダの生涯2 6:ブッダの教え1(四聖諦・八正道) 7:ブッダの教え2(四法印・縁起) 8:インド仏教の展開1(経典の成立) 9:インド仏教の展開2(大乗仏教の成立) 10:中国の仏教 11:日本の仏教1(古代~平安時代) 12:日本の仏教2(鎌倉~江戸時代) 13:禅の教学と展開1(禅とは何か?) 14:禅の教学と展開2(曹洞宗について) 15:まとめ |
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評価方法 (基準等) | | 定期試験70%、平常点(出席態度、小レポート)30%による総合評価 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | (予習)講義の終わりに、次週の概略を説明する(もしくは、次週のプリント配布する)。各自は、その 概略をもとに、教科書を読んでおくこと。または、プリントに目をとおしておくこと。
(復習)単なるテスト対策の復習ではなく、各講義の中で「納得した」、「興味を持てた」内容を確認して おくこと。 |
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教科書・ 参考書 | | 〈教科書〉愛知学院大学宗教研究会編『宗教と人間‐真(まこと)の生き方を求めて‐』(大東出版社、 2008年、1000円) 〈参考書〉授業中にプリントを配布等、適宜紹介する。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 授業後すぐか、禅研究所(坐禅堂横の建物)で応じます |
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備考 | | 講義中の入退室、私語、飲食、携帯電話の使用は厳禁。なお、何らかの事情でそうした行為を必要となる可能性がある場合は、事前に申し出ること。 |
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更新日付 | | 2015/02/12 10:40:51 |