開講年度2015
科目名財務管理論Ⅰ
(全)開講学科経営学科 2013年度以降入学
経営学科 2007-2012年度入学
現代企業学科 2008年度以降入学
開講種別春学期
対象学年2年
担当者西海 学
単位数2
曜日・時限春学期 木曜日 2時限
キャンパス


サブタイトル
科目のねらい
 財務管理論は、コーポレート・ファイナンスや単にファイナンスとも呼ばれる分野です。企業は、「ヒト」を組織し、「モノ」を作り、供給して経営活動を行いますがが、これらのことを行うには「カネ」が必要になります。財務管理論は、分かりやすくいえば、この「カネ」をどのように調達、運用、管理するかについて扱う学問です(なお、「カネ」をどのように使ったか、ということについては簿記や会計学で取り扱います)。
 財務管理論Iでは、財務管理の重要な基礎概念やモデルを習得し、「カネ」の流れ(これをキャッシュフローという)を実践的な視点で考察します。
到達目標
財務管理論I, IIでの到達目標は、次の通りになります。
 1) 経営的な意思決定を”金額”という数値使って、正しく行えるようになること
 2) 経営に役立てるために、どのようにお金を調達すれば効率的が理解すること
 3) 金融市場での取引形態を理解すること
 4) 金融市場での取引内容(株式など)の基本的な価値の測定ができるようになること
授業の内容・
計画
1,ガイダンス、財務管理とはなにか
2,財務管理の意義
3,財務意思決定の基礎(1)  ~割引キャッシュフローの計算
4,財務意思決定の基礎(2)  ~正味現在価値(NPV)の計算
5,財務意思決定の基礎(3)  ~内部収益率(IRR)の計算
6,レバレッジと資本コスト
7,モジリアーニ=ミラー(MM)の定理
8,ポートフォリオ分析 ~リスクとリターン
9,最適ポートフォリオ・セレクション
10,資本資産価格モデル(CAPM)
11,デリバティブの基礎 ~先物、オプション、スワップ
12,オプション(1) ~オプションのリスクとリターン
13,オプション(2) ~オフション・プライシング・モデル(1)…1期間の二項モデル
14,オプション(3) ~オフション・プライシング・モデル(2)…ブラック=ショールズ・モデル
15,まとめと問題演習
評価方法
(基準等)
期末試験(70%) 期中レポート(0%)  平常点(30%) 出席点(0%)
 内容の節目ごとに、課題を講義内に解いたり、宿題として出したりします。これを平常点として扱います。
授業外の学修
(予習・復習)
 この科目では、数値で表現することや、計算することが頻繁にあります。そのため、特に公式の計算については、復習が非常に重要になります。
 また、ある程度の数学の知識を必要とする場面があります。それほど高度なものは取り扱わないようにはしますが、連立方程式や二次方程式の計算くらいは出てきますので、その点について中学や高校での数学を復習しておりてください。
教科書・
参考書
初回講義時に指定します。
参照URL
質疑応答
休み時間やオフィスアワーなどに受け付けます。
備考
様々な計算を行うので、電卓(ルート機能のあるもの)を持ってくる事。試験等では電卓は持ち込み可にする予定ですが、スマートフォン等通信機能のあるものの電卓機能は使えません。
予め、電卓を用意してください。
画像
ファイル
更新日付2015/02/13 14:14:22