開講年度2015
科目名公共経済学A
(全)開講学科経済学科 2013年度以降入学
開講種別春学期
対象学年2年
担当者岡谷 良二
単位数2
曜日・時限春学期 月曜日 2時限
キャンパス


サブタイトル
公共財
科目のねらい
 公共経済学Aでは、ミクロ経済学を応用して、公共財が存在する市場における資源配分の効率性に関する事柄を学習します。ミクロ経済学を応用するので、入門的なミクロ経済学(1年次配当のミクロ経済学IとII)を理解していることが必要です。

 公共財とは何かを理解し、公共財が存在するときに効率的な資源配分のための条件を理解することが最初の課題です。次の課題は、その条件を満たすような資源配分の方法について理解することであり、さらに、学んだ理論をもとに、現実の社会における問題の理解と解決方法を考えることができるようになることが最終的な課題です。
到達目標
・公共財とは何か説明できるようになること。
・公共財に関するサミュエルソン条件を説明できるようになること。
・ゲーム理論の基本を理解すること。
・囚人のジレンマのゲームを用いて公共財のただ乗り問題を説明できるようになること。
・クラークメカニズムを理解すること。
授業の内容・
計画
1. イントロダクション
2. ミクロ経済学の復習(消費者)
3. ミクロ経済学の復習(生産者)
4. 公共財の定義
5. サミュエルソンルール
6. 囚人のジレンマとただ乗り行動
7. ゲーム理論の基本
8. ナッシュ均衡
9. メカニズムデザイン
10. VCGメカニズムの導入
11. VCGメカニズムの応用
12. 公共施設のゲーム
13. 公共施設のゲームの応用
14. 公共施設のゲームとクラークメカニズム
15. 公共経済学Aのまとめ
評価方法
(基準等)
期末試験(100点満点)の60%と講義中に出す課題の平均点(100点満点)の40%の合計
授業外の学修
(予習・復習)
・1年次のミクロ経済学IとIIは十分に復習すること。
・毎回の授業で出す問題を何も参照せずに解けるようになるまで復習すること。
・授業内容の予習は必要ありません。
教科書・
参考書
テキストは用いません。
必要な資料はすべて講義中に配布します。
参照URL
質疑応答
授業中に質問の時間を設けます。
期末試験前は質問が混み合いますので十分に回答できないことが多いです。
備考
画像
ファイル
更新日付2015/02/09 21:52:53