開講年度2015
科目名外国書講読A
(全)開講学科商学科 2013年度以降入学
商学科 2007-2012入学
ビジネス情報学科
開講種別春学期
対象学年3年
担当者近藤 智
単位数2
曜日・時限春学期 木曜日 2時限
キャンパス


サブタイトル
『The Steve Jobs Story』の読解を通じた英語の基礎力の向上(初歩~英検準2級)
科目のねらい
外国書講読の主な目的は次の2つです。
 海外文献を原語で読解し,
 1.主題に関する考察を深め知識を身に付ける。
 2.必要に応じて原語を読む力を補強し養う。
本講義では,受講者の現時点での英語力を考慮し,2に重点を置きます。

読解テキストには,Macintoshやiphoneを世に送り出したApple社の創始者の1人,スティーブ・ジョブズの興味深い物語(『The Steve Jobs Story』)を取り上げました。このテキストは,英語学習者(TOEIC400~470・英検準2級)用に,分量と難易度が調整されています。
楽しみながら真摯に取り組まれることを期待します。
到達目標
(1)基礎的な英文法を確実に身に付ける
・英語は,日本語とは全く異なる言語です。読解であれ会話であれ,非母国語者が少ない学習時間で一定水準に達するには,最初に英語のしくみ,すなわち英文法の基礎を修得しておくことが不可欠になります。
・逆に言えば,英文法の基礎を修得しておけば,読解であれ会話であれ,英語力は飛躍的に向上します。
・大半は中学・高校の復習になりますが,この機会に英文法の基礎知識を確実に身に付けます。

(2)「辞書を使えば英文を読める」水準になる
・(1)は,「辞書を使えば英文を読める」水準に到達するための準備です。
・英文法を基礎にして,きちんと英文を読めるようになることが,本講義の目標です。
授業の内容・
計画
(1)授業内容
・最初の3講では,予め知っておく必要のある基本事項(品詞,文の要素など)について学びます。
・その後,教科書②を参照しつつ教科書①を読み進めます。この際,読む担当者を予め決めたり,予め決めることなく授業中に指名したりします。この各自の状況は,成績評価に反映されます。
・授業の中で適宜,②の練習問題にも取り組みます。
・②の練習問題は,宿題や小テストにも使います。

(2)授業計画
【第1~ 3講】 基本事項の確認(品詞,動詞と文の要素,時制,主な前置詞)
【第4~15講】 教科書①『The Steve Jobs Story(スティーブ・ジョブズ物語)』の読解
          教科書②の解説および練習問題
※進度は受講者の理解度・状況に応じて調整します。
評価方法
(基準等)
小テスト・宿題・受講態度=50%
期末テスト=50%
授業外の学修
(予習・復習)
(1)予習
・教科書①は,授業の進度にあわせて毎回,各自で予習してください。
・①を読む際に読み方のわからない箇所が出てきたら,教科書②を参照してください。授業の中で②の予習箇所を指定することもあります。
・②は,この授業用に限らず日頃,英語学習を兼ねて通読することを勧めます。

(2)復習
・①は繰り返し音読して,英文に慣れるとともに,語彙の記憶を定着させるようにしてください。
・②は,解説・例文・練習問題を必要なだけ復習し,マスターしておくことが大切です。
教科書・
参考書
(1)教科書=2冊
①『The Steve Jobs Story』IBCパブリッシング。定価1,000円+税
 ※Apple創始者の1人,スティーブ・ジョブズ氏の物語。英語学習者用(TOEIC400~470・英検準2級)で,和訳はありませんが辞書が付いています。
②『マーフィーのケンブリッジ英文法(初級編)』ケンブリッジ大学出版。定価2,190円+税
 ※図解が豊富で非常にわかりやすい。これならすっきり理解できます。

(2)参考書
③『マーフィーのケンブリッジ英文法(中級編)』ケンブリッジ大学出版。定価2,190円+税
 ※①にない事項が出てきた時に。①と③で文法は完璧に。
参照URL
質疑応答
・基本的には,授業時間中に自由に質問・発言してください。
※授業中の質問・発言は他学生の勉強にもなり,平常点に加点します。
・授業中にできなかった質問などは,オフィスアワーに研究室に来てください。
備考
・教科書2冊は必ず入手してください。この2冊を持参しない場合,学習は成立しませんので,入手しない学生には単位を認定しません。
・現時点での英語力は問いません。折角90分×15回(×2学期)も学ぶ機会を生かして,「きちんとした英語力を身に付けておきたい」と考えている学生を歓迎します。
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更新日付2015/02/12 23:49:47