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科目のねらい | | 国際取引を対象として実に様々な研究が繰り広げられています。その研究アプローチは大きく、理論と実務の2面に分けることができます。「国際商務論」では後者の立場で講義を行います。 つまり「国際商務論」で対象とする国際取引とは、異なる国の領域にある企業や個人といった個別の経済体間の取引活動と言えます。これに対して「貿易理論」で対象とするのは、国民経済間の交流活動であり、見方が異なります。 昨今の企業取引は一層のグローバル化が進み、様々な取引形態が見られますが、今年度の「国際商務論」では、特に貿易取引に着目します。 |
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到達目標 | | 貿易取引の実務的な側面を学んでいくに先立って、貿易取引全般に関連して、日本の貿易の現状ないしは動向を理解することが重要だと考えます。 第二次大戦後、貿易立国を国是としてきた日本ですが、この70年の間に日本の貿易活動は大きく変化してきました。輸出入される品はもちろんのこと、輸出入の相手国もずいぶん変わりました。取引手法も多様です。 「国際商務論A」では、日本を取り巻く貿易取引の実態について、様々な視点から考察します。企業活動はグローバル化しており、卒業後こうした活動に従事する機会は増えることが予想されます。これからの日本を担う皆さん方にとってはこうした事柄を十分に理解しておくことが必要です。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1 オリエンテーション-国際取引に対する研究アプローチ 2 貿易入門 【日本の貿易取引の現状】 3 新聞報道に見る貿易 その1 4 新聞報道に見る貿易 その2 5 経済のグローバル化ということ 6 貿易統計の意義・仕組み 7 日本の貿易動向 ~第二次大戦 8 日本の貿易動向 戦後~70年代 9 日本の貿易動向 80年代以降 10 商品別貿易動向 貿易構造の変化 11 国際収支から見た貿易活動 12 貿易と海上運送 13 日本の貿易管理 14 日本の貿易制度(通関・関税・保税制度) 15 まとめ |
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評価方法 (基準等) | | 定期試験(参照・持ち込みいずれも不可)の成績によります。 昨年度の定期試験は、論述問題と事項説明穴埋め問題です。(40点+60点)の配点で、総合点60点以上で合格です。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 新聞やテレビをはじめとして、皆さんの周りには溢れんばかりの情報源があります。こうした情報源は、授業外の学修にあたっての有益な資料となりますから、十分に活用してください。 なお、貿易取引が繰り広げられる過程において言語というものが重要な地位を占めています。なかでも商用語としての英語の役割は大きく、将来こういった分野で活躍しようとする人にとって欠くべからざるものです。3年次開講の「応用商学Ⅱ」は、実際の英文ビジネスレターを素材にして、その作成実習を行うクラスです。ぜひ並行履修してみてください。 |
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教科書・ 参考書 | | 特定のテキストは用いません。適宜プリントを配付します。 参考文献として、『通商白書』『JETRO貿易ハンドブック』をお薦めします。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | |
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更新日付 | | 2015/02/10 15:57:58 |