開講年度2015
科目名(◆:実務経験のある教員による
      授業科目)
生体成分代謝学
科目ナンバー
開講学科医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
(全)開講学科医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
医療薬学科6年コース 2006-2010年度入学
部門専門  
対象学年2年
開講種別春学期
曜日・時限・教室春学期 木曜日 2時限 203
単位数1
必修・選択必修
授業形態講義
担当者(所属講座)
使用言語
最も関連のあるディプロマポリシー
項目


授業の概要
生物とその構成単位である細胞の中で、統一のとれた形で進行する何万種類もの代謝反応の集合はシンフォニーにたとえられ、それは生命のダイナミックスそのものである。個々の反応はオーケストラから個々の楽器を取り出して音色を調べるのに似ている。糖代謝、脂質代謝、アミノ酸代謝、エネルギー代謝について学び、各代謝系の相互の関係と統合された全体像を理解する。代謝に関連した病態についても学び、薬剤師としての心構えを育てる。健康、病態、栄養、薬の作用を理解する上で、生命の基本である生体成分代謝学の基本知識は必須である。
授業の到達目標
準備学習(予習・復習など)
授業計画
授業の内容SBOコード
1代謝についての序論:代謝経路の内容、ATPと補酵素の特性、酵素反応の分類、代謝調節機構について理解する。C4,C6,C9
2解糖系の酵素反応と制御機構について説明できる。C9
3糖新生の酵素反応と制御機構について説明できる。C9
4クエン酸回路の役割、酵素反応、制御機構について説明できる。ピルビン酸代謝の酵素反応、制御機構、病態について理解する。C9
5酸化的リン酸化(1):酸化還元電位とギブスエネルギー変化、電子伝達系(呼吸鎖)を構成する複合体とプロトン輸送について説明できる。C9
6酸化的リン酸化(2):ATP合成酵素の機構、シャトル系の役割、酸化的リン酸化の阻害剤について説明できる。C9
7ペントースリン酸回路の意義と酵素反応について説明できる。C9
8グリコーゲン代謝:グリコーゲンの分解と合成の酵素反応と制御機構について説明できる。C9
9脂肪酸代謝(1):脂質分解、脂肪酸分解(脂肪酸の活性化、輸送、β酸化)、ケトン体(生成、利用、病態)について説明できる。C9
10脂肪酸代謝(2):脂肪酸合成の酵素反応と制御機構について説明できる。C9
11アミノ酸代謝(1):アミノ酸の分解と尿素回路の酵素反応、病態について説明できる。C9
12アミノ酸代謝(2):アミノ酸の生合成、アミノ酸由来の生体分子について理解する。C9
13脂質とステロイドの生合成、輸送、代謝について理解する。C9
授業の方法・方略
講義方法:教科書に順じて、講義内容のプリントを配布し、講義を進める。事前の予習、講義後の復習が学習効果を高める。覚えるより理解するように講義を進める。病気や薬に関連する生化学的基本事項を説明し、生化学的基本用語が身に付くように講義する。
成績評価及び
フィードバック方法
定期試験結果(100%)で評価する。
教科書
【教科書】『ストライヤー生化学 第7版』東京化学同人 
【参考書】日本薬学会編『生物系薬学II. 生命をミクロに理解する』東京化学同人
参考書
オフィスアワー
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更新日付2015/02/10 14:38:37