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科目のねらい | | 本講義のねらいは、法学部ではない学部に所属する人たちが、さまざまな分野の法を学び、法学の全体像を理解することにあります。この講義では、法学を専門としない人にもわかりやすいように、できるだけ具体的な事例を用い、現実の社会でどのように法律が機能しているのかを説明します。講義の前半では、交通事故を起こしてしまった大学生とその被害者となってしまった大学生の物語を通して、刑法、民法、憲法の基礎を学びます。講義の後半では、具体的な判例を題材に、さまざまな法分野について、その概要を学びます。また、夏休みには、実際の裁判を傍聴し、レポートを提出してもらいます。以上の学習を通して、受講生が、将来、社会人として、教員として役に立つ「法」に関する基本的な知識を習得することが、本講義のねらいです。 |
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到達目標 | | (1) 刑法、民法、憲法の基礎的な知識を習得する。 (2) 具体的な判例の理解を通して、さまざまな法分野の概要を知る。 (3) 現実社会におけるさまざまな法の機能を理解する。 (4) 裁判の実際のあり方を知る。 |
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授業の内容・ 計画 | | 講義形式の授業であり、各回の内容は以下の通りです。
1 イントロダクション 2 刑法の基礎 3 刑事訴訟法の基礎 4 不法行為法の基礎 5 契約法の基礎 6 家族法の基礎 7 統治機構の基礎 8 基本的人権の基礎 9 判例で学ぶ憲法(1) 10 判例で学ぶ憲法(2) 11 判例で学ぶ行政法 12 判例で学ぶ民法(1) 13 判例で学ぶ民法(2) 14 判例で学ぶ民法(3) 15 司法制度概説: 裁判傍聴レポートの手引き 16 判例で学ぶ会社法(1) 17 判例で学ぶ会社法(2) 18 判例で学ぶ商法・経済法 19 判例で学ぶ民事訴訟法 20 判例で学ぶ破産法 21 判例で学ぶ刑法(1) 22 判例で学ぶ刑法(2) 23 判例で学ぶ刑事訴訟法 24 判例で学ぶ労働法 25 判例で学ぶ経済法・独占禁止法 26 判例で学ぶ知的財産法 27 判例で学ぶ国際法 28 判例で学ぶ国際私法 29 法制度を担う人々 30 まとめ: 教員をめざす人にとって法学とは? |
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評価方法 (基準等) | | 講義への参加(20%)、裁判傍聴レポート(20%)、定期試験(60%) ※定期試験は春学期末と秋学期末に行い、評価はその合計で行う。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 予習として、テキストの該当箇所を一読すること。 復習として、テキストの該当箇所を再読すること。 配布するレジュメにある「まとめの問題」に正答できるように繰り返し復習すること。 夏休み期間中に、裁判を傍聴し、そのレポートを作成すること。 |
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教科書・ 参考書 | | 松井茂記他『はじめての法律学 第4版』(有斐閣、2014年)1836円 321/0617
松本恒雄他『日本法への招待 第3版』(有斐閣、2014年)3132円 321/0618 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 講義やテキスト・参考文献に関する質問・コメントは大いに歓迎します。講義の前後やオフィスアワーを利用してください。 オフィスアワーについての詳細は、初回の講義時にお知らせします。 |
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備考 | | |
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更新日付 | | 2015/02/12 23:52:38 |