開講年度2015
科目名専門演習Ⅰ
(全)開講学科法律学科 2013年度以降入学
法律学科 2007-2012年度入学
現代社会法学科 2013年度以降入学
現代社会法学科 2007-2012年度入学
開講種別通年
対象学年3年
担当者神田 桂
単位数4
曜日・時限通年 火曜日 3時限
キャンパス


サブタイトル
民法関連の判例を読む
科目のねらい
ゼミナール形式の演習を通じて、(1)法的なものの見方、報告(プレゼンテーション)・議論(ディスカッション)の仕方などを習得すること、さらに(2)(1)の作業を通じて、最終的に自分にとって興味のあるような(あるいは将来に役立つと思われるような)テーマを発見・選択し、民法学習を深めることを目的とします。

具体的には、春学期は(1)民法のうち物権法分野(担保物権を除く)の判例(主として『民法判例百選Ⅰ 総則・物権(第7版)』掲載の判例)を題材として、グループ単位での判例報告・全体での議論行うこと、(2)各自が自分で選んだ法的課題につきゼミ論作成のための中間報告・全体での議論を行うこと等、

秋学期は、(1)『平成26年度重要判例解説』掲載の民法判例につきグループ単位での判例報告・議論、(2)各自が自分で選んだ法的課題につきゼミ論作成のための最終報告・議論を行うこと等、

を予定しますが、具体的スケジュールについては初回演習時およびその後の進行状況に応じて相談し決定いたいと思います。
到達目標
上記を通じて、

(1) 民法に関する具体的問題を分析する知識、
(2) (1)を前提に世の中のさまざまな事象に関し①法的課題を発見する→②資料を収集し、調査する→③論理的に思考し、問題解決へ導くという汎用的技能、
(3) (1)・(2)について人に分かりやすい伝え方を工夫し、他の受講者と協調・協同して積極的に議論へ参加する態度

等を身につけることを目標とします。

履修の検討に際しては、ゼミ形式の演習であることから、授業外の学修(予習・復習)を行うこと、すべての回にきちんと出席し、積極的にゼミに参加すること等が求められることに留意してください。
授業の内容・
計画
報告・議論は、(1)報告担当者(または担当グループ)があらかじめ調べたことをレジュメとして作成し(リサーチ&レジュメ作成)、演習時に(2)報告報告担当者(または担当グループ)は配布レジュメに基づいて演習のなかで報告し(プレゼンテーション)、(3)それについて参加者全員が議論する(ディスカッション)のが基本形式となります。
報告担当者(担当グループ)は、事前に調べた内容に基づき、レジュメを作成し、参加者全員の分のコピーをして報告当日に配布してください。上記以外の受講生は、演習時に議論に積極的に参加できるようにするために、あらかじめ指定された文献等を読んで質問等を考えておいてください。

春学期予定
・グループ単位による知識確認・判例報告・議論行うこと、
・受講者各自によるゼミ論作成のための中間報告・議論

秋学期予定
・グループ単位による知識確認・判例報告・議論
・受講者各自によるゼミ論作成のための最終報告・議論
評価方法
(基準等)
・出席状況、演習への積極的参加(60%)、レゼミ論(40%)により評価します。
・レポート・ゼミ論等の未提出者、報告担当時に正当な理由なく欠席した者、正当な理由なく全回数のうち3分の1以上を欠席した者については、単位認定を行いません(失格(S評価)となります)。
授業外の学修
(予習・復習)
・グループ単位での判例報告については、担当グループのメンバーは演習時間外に資料収集・分析、レジュメ作成等のためにメンバー同士で集まったり・話し合ったりする必要があります。また報告終了後に、取り上げた判例に対する自分の意見をまとめたレポートを提出してください。
・ゼミ論作成のための中間報告・最終報告については、報告担当者は、各自で法的課題を設定し、それについて資料収集・分析、レジュメ作成等の作業を行ってください。
・冬学期の最終回までに、各自が作成したゼミ論(1万字程度)を提出してください。
教科書・
参考書
・演習に必要な資料等については適宜配布します。
・演習内容に関わる参考文献として、山本和彦『よくわかる民事裁判[第2版補訂]』(有斐閣選書、2008)1,700円+税、池田真朗編『判例学習のA to Z』(有斐閣、2010)2,000円+税を挙げておきます。
参照URL
質疑応答
オフィスアワー:金曜2限
備考
(1)受講計画にかかわる情報
・民法のうちの物権法の分野を扱うので、「民法Ⅱ(物権)」(法律学科)、「民法Ⅱ(物の利用と法)」(現代社会法学科)の履修を終えていることが望ましいですが、自習により補う意欲がある方であれば構いません。
(2)受講のルールに関する情報
・六法を毎回必ず持参してください。
・初回演習時に担当グループ分け等を行うので、必ず出席してください(初回の欠席者には、原則として受講を認めません)。
・演習中の私語・睡眠・電子機器等の操作は禁止します。
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更新日付2015/02/12 11:06:04