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科目のねらい | | 現代の日本では、20世紀型の学校教育中心の社会から生涯学習社会への移行にむけての様々な教育改革が進展しています。生涯学習社会では、国民は、多様な教育・学習サービスを受けることにより、人生の様々なライフステージでの自己革新・自己実現を図ることが求められています。しかし、その一方で、イジメ、非行、不登校などに見られる子どもたちが人間らしく育つことの難しさや、家庭・学校・地域社会の教育力の低下が深刻になっています。新しい教育・学習のあり方を確立することが、現代の重要な教育課題であると言えます。 本講義では、人間的諸能力に関わる成長・発達の援助活動である教育・学習について、その本質、目的、思想、歴史などを通して理解を深めます。そして、21世紀の学校教師を志す学生として、子どもたちが人間らしく育ちあうための教育・学習のあり方を探究する力をはぐくみます。 |
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到達目標 | | 本講義は、「教職論Ⅰ」とともに、教職課程におけるスタート授業です。現代社会の急激な変容の中で、学校も変化しています。変化する学校教育への対応は、子どもたちが人間らしく学び、育つことを原点にしなければなりません。本講義では、専門職としての教員に最低限必要な基礎的知識を、人間らしく学び、育つという視点から理解し、それを教育の現場でいかに活用するかを考えていく能力や態度を培うことを目標とします。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1 はじめに 2 人間にとっての教育・学習 3 教育の目的と機能 4 人間の発達と教育①~発達の諸特徴 5 人間の発達と教育②~発達観の変遷 6 現代日本の家庭と教育機能 7 地域社会の人間形成力 8 近代教育思想の展開と今日①~コメニウスからペスタロッチ 9 近代教育思想の展開と今日②~近代公教育思想の成立と展開 10 日本における教育目的の展開①~「学制」の理念と近代教育 11 日本における教育目的の展開②~「教育勅語」と戦前・戦時下の教育 12 日本における教育目的の展開③~「教育基本法」と民主教育 13 現代教育思想の動向①~デューイ、ブルーナー 14 現代教育思想の動向②~イリッチ、フレイレ 15 現代社会と教育改革 16 定期試験 |
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評価方法 (基準等) | | 定期試験(70%)、小テスト並びに授業参加への積極性(30%)で評価します。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 日頃の生活の中で各種のメディアを活用し、現代の学校の状況や子どもたちの学び・育ちの環境についての情報を収集し、それらを論理的に理解、考察し、具体的な課題の解決方法を探究することを心がけてください。 毎回の講義ノートの整理を行って下さい。 |
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教科書・ 参考書 | | テキスト:篠田弘編著『資料でみる教育学ー改革とこころの時代に向けてのー』(福村出版、2007年、2500円+税)。授業は、テキスト掲載の資料を使い、テキストの内容に沿って進めます。なお、このテキストの後半部分は、教育行政学Ⅰ(井上知則担当)でも使用します。 参考文献は授業で随時指示します。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 月曜日12:40~13:30。WebCampusⅢ等を利用して、井上まで連絡ください。 |
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備考 | | |
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更新日付 | | 2015/02/11 10:09:29 |