サブタイトル | | 社会契約論の成立と展開――ソクラテスからロールズまで |
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科目のねらい | | 国家は政策を実施するために不可欠な存在です。しかし、そもそも「国家」とは何でしょうか。それは本当に必要なのでしょうか。もし必要だとしたら、その役割とは何でしょうか。こうした問題を考える際にヒントとなるのが社会契約論という思想です。本授業ではこの社会契約論の歴史をふりかえることで、こうした問題について考えてもらいます。社会契約論は政治理論だけでなく、現実政治にも大きな影響を与えてきました。この授業で学んだことは、今後政策について考える上できっと役に立つでしょう。 |
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到達目標 | | 社会契約論の歴史を学ぶことで、国家とその役割について自分なりに考える力を養うことを目標とします。 |
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授業の内容・ 計画 | | この授業は現時点で以下のように進む予定です。 1. イントロダクション 2. 「国家」とは何か 3. 古代ギリシアと中世ヨーロッパの社会契約論 4. 近代社会契約論の誕生(1)――宗教改革と宗教戦争 5. 近代社会契約論の誕生(2)――王権神授説という逆説 6. トマス・ホッブズ(1)――異形の社会契約論者 7. トマス・ホッブズ(2)――リヴァイアサン誕生 8. ロバート・フィルマー――逆襲の王権神授説 9. ジョン・ロック(1)――その人と時代 10. ジョン・ロック(2)――王権神授説論駁 11. ジョン・ロック(3)――大いなる遺産、負の遺産 12. デイヴィッド・ヒューム――社会契約論の没落 13. ジョン・ロールズ――社会契約論の復活 14. 政治的責務論――なぜ「国家」に従わなければならないのか 15. まとめ |
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評価方法 (基準等) | | 学期末の定期試験(100点満点)などによって評価します。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 授業では参考文献を多数紹介するので、図書館等で実際に手に取って読むことを強く勧めます。 |
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教科書・ 参考書 | | テキストは用いません。代わりに空欄を設けたレジュメをほぼ毎回配布します。どこに何を埋めるのかは指示するのでしっかりと集中して授業を受けて下さい。空欄を埋めたレジュメはそのテーマのテキストとなるでしょう。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | 授業中の私語は他の学生の受講の妨げとなるので厳禁します。場合によっては退出を命じることもあります。 |
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更新日付 | | 2015/02/11 17:11:23 |