開講年度2015
科目名社会調査論Ⅱ
(全)開講学科総合政策学科 2013年度以降入学
総合政策学科 2008-2012年度入学
開講種別春学期
対象学年2年
担当者鈴木 佳代
単位数2
曜日・時限春学期 金曜日 3時限
キャンパス


サブタイトル
アンケート調査の計画・実施から分析・報告まで
科目のねらい
この授業では、アンケートによる社会調査の方法と分析の基礎を学びます。4~5名のグループ単位でアンケートの設計と実査を行い、基礎分析(単純集計、クロス集計、検定)をして結果を報告します。また、受講生どうしがアンケートや報告に対して評価・コメントしあうことで、アンケート用紙づくりや分析・結果報告の技術向上をめざします。
到達目標
目標1.アンケート調査の長所と弱点、調査設計にあたっての配慮など、社会調査の基礎知識を身につける。
目標2.講義と演習を通じて、アンケートデータの基礎的な分析技法を身につける。
目標3.学生どうしのディスカッションや批評を通じて、すぐれた社会調査実施能力・報告能力・批判的にデータを読む能力を身につける。
授業の内容・
計画
【授業の流れ】
①模擬アンケートを交え、アンケート調査の概要について学びます。
②グループごとに学生を対象とした調査票を作成し、実際にアンケート調査を行います。
③アンケート調査の結果の集計・分析方法について学び、得られたデータを分析します。
④口頭発表および分析報告書を作成し、改善のためのピア・レビュー(学生相互の評価)を行います。

【授業スケジュール】
1.オリエンテーション: アンケート調査とは何か
2.アンケート実施の計画を立てよう
3.アンケート実施の計画を立てよう
4.アンケート用紙をつくってみよう
5.アンケート用紙をつくってみよう 
6.プリテストと調査票の改善
7.調査票の改善 
8.アンケート調査の実施
9.データ解析の準備
10.結果分析: 単純集計
11.結果分析: クロス集計
12.結果分析: 検定
13.分析報告の作成(1)
14.分析報告の作成(2)
15.分析報告会 
評価方法
(基準等)
1.調査票および作成レポート(グループ評価:20%)
2.調査票ピア・レビュー(個人評価:10%) 
3.報告会でのプレゼンテーション(グループ評価:20%) 
4.プレゼンテーションへのピア・レビュー(個人評価:10%) 
5.分析報告書(個人評価:40%)
授業外の学修
(予習・復習)
1.調査テーマ探しやそれに関連した先行研究・調査に関するリサーチ。
2.社会統計学Ⅰ、データ分析Ⅰ、社会調査論Ⅰで学習した内容の復習。
3.授業内で終わらなかった各種の作業は、次回授業時までにグループで終わらせておく。
4.グループ・プレゼンテーションの作成や発表練習、個人での分析報告書作成。
教科書・
参考書
安藤明之『初めてでもできる社会調査・アンケート調査とデータ解析』(第2版)日本評論社、2013年
(社会調査論Ⅰでの必携テキスト。初版でも可。)
参照URL
質疑応答
オフィスアワー(火曜4限・G609)に受け付けます。
備考
画像
ファイル
更新日付2015/02/12 12:04:39