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科目のねらい | | 国際機構は、現在約400存在するといわれている。そのなかの1つに、国連があることを知っている人は多いであろう。しかし、国連とは何か、実際にどのような活動を行っているかなどと問われて、流ちょうに答えられる人はそう多くはないのではないだろうか。本講義では、このような問いに対して、国際法の観点から答えられるようになるための授業を行う。さまざまな国際機構に通底するルールを学ぶために、主として国連および国際連盟を素材として取り上げるが、後半の授業ではそれ以外の国際機構も取り上げる。 |
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到達目標 | | 国際機構に関する国際法の基礎知識の修得を第一義的な目的とする。そのうえで、その知識をもとに、国連やその他の国際機構が現実にいかなる役割を果たしているかについて、法的な観点から考えられる能力を身につけることを目標とする。 |
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授業の内容・ 計画 | | この講義は、下記の授業計画のとおり、国際法や国際機構法の一般的な教科書に書かれている内容を体系的に学べるよう授業を進めていく。そしてそれと並行し、適宜時事的な問題を取り上げることで、現実の国際社会において、国際機構が国際法に基づきいかなる活動を行っているかについての理解を深めてもらう。 1 ガイダンス 2 国際機構とは 3 国際機構の誕生 4 国際連盟のしくみ 5 国際連盟による戦争の規制 6 国連のしくみ 7 国際機構の設立文書 8 国際機構の法的地位 9 国際機構の表決制度 10 国際機構の決議の法的効果 11 国連と日本 12 国際人権保障制度 13 国際赤十字と戦争 14 捕鯨問題と日本 15 まとめ |
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評価方法 (基準等) | | |
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授業外の学修 (予習・復習) | | <予習>①中学・高校の社会科で学んだ20世紀以降の世界史(特に国連、国際連盟、世界大戦)について勉強しておく。②普段からニュースや新聞を見るようにし、国際機構のかかわる国際問題について自分の考えをもつ。 <復習>①授業中に配布した資料をファイリングする。②授業中に配布資料にメモを取るようにし、あとで見てもわかるように授業のあった日にメモを修正・補足する。③わからない点があれば本やインターネット等で調べ、それでもわからない場合には教員に質問する。 |
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教科書・ 参考書 | | <教科書>毎回レジュメを配布する。詳細は初回の授業で説明する。 <参考書>佐藤哲夫『国際組織法』(有斐閣、2005年) |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 授業の前後(授業教室)およびオフィスアワー(木曜2限、研究室) |
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備考 | | 国際法の基礎知識が前提となるため、事前にまたは同時に国際法の授業を受講していることが望ましい。 |
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更新日付 | | 2015/02/11 22:25:05 |