サブタイトル | | 実験を通して生体物質の性質や酵素反応の量的な関係などについて理解する |
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科目のねらい | | 生体を構成する物質の性質や生化学反応についてはすでに生化学総論で学んでいる。生化学基礎実験では、実験の原理や方法を学び結果の解析をとおして、生体成分の性質や酵素反応の量的な関係などについて、より深く理解できるようになることを目的とする。 |
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到達目標 | | 特に、次の3項目を重要課題とする。
1.知識:生体を構成する物質の種類を知り、それら成分を生体内から単離精製する方法およびその原理を理解する。化学反応の量的な関係を理解し計算ができるようになる。 2.態度:生化学の反応や現象に関心や探究心をもち、積極的に実験に参加する。結果を正しく実験ノートに記録し、図表に整理する。結果の意味について意欲的に調査探求する。 3.技能:比色定量、遠心分離、電気泳動法、クロマトグラフィーなど、生化学反応を研究する方法を習得し適切な結果をだせるようになる。また、それらの過程や結果及びそこから導きだした自らの考えをレポートとして的確に表現できるようになる。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1.オリエンテーション、物質量の理解:脂肪酸の単分子膜によるアボガドロ数の計測 2.酸化還元反応の量的な関係 3.キレート滴定:飲料水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量を定量する 4.水素イオン濃度と緩衝液の作用。両性電解質としてのアミノ酸の特性。pHメーター、ピペットマンの使用法の習得。塩溶液への酸アルカリの添加による水素イオン濃度の変化のデータをとって緩衝作用とは何かを理解する。 5〜7.酵素反応における量的な関係。基質濃度、酵素量、反応速度の関係について理解する。 8.中間試験 9.電気泳動法によるタンパク質の分離 10〜11.カラムクロマトグラフィー:卵白に含まれるタンパク質の分離と定量 12〜13.血清からの免疫グロブリンの単離:硫安沈殿法と透析、SDS-PAGE 14.脱水素酵素の細胞内局在性:細胞分画法による細胞小器官の分離法と脱水素酵素の活性測定法について理解する。 15.まとめと片付け 16. 定期試験 |
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評価方法 (基準等) | | 目標が達成されたかどうかは、項目ごとに評価する。 1.知識(50 %)、試験の成績 2.態度・技能(50 %)、実験ノートの記述状況、提出物の内容など。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 実験当日までに、予習の課題と実験の手順をノートにまとめる。実験の結果をノートにまとめ復習を行う。 |
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教科書・ 参考書 | | テキスト:オリエンテーションの時に配布する資料をテキストとして使用する。 参考文献:生命科学のための化学実験、東京教学社 生化学実験法、八木達彦、東京化学同人 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | |
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更新日付 | | 2015/02/11 14:15:48 |