サブタイトル | | |
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科目のねらい | | 本講義では、スポーツや体育の現実を直視し、スポーツや体育の世界を支配するさまざまな諸原理を明確にして、それらを体系立て論究する。スポーツや体育の問題群と向き合い、考察を重ね、自らの考えを討議によって批判にさらし、より精緻なものに高めていくことをねらいとする。 |
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到達目標 | | ①体育やスポーツに関しての原理原則を論理的に考えていくことができるようになること。 ②体育やスポーツに関して客観的に、発言し、記述し、議論できるようになること。 ③体育やスポーツの専門家として自己のあるべき姿や、人間社会の課題に関心を持つだけでなく、その解決に向けて探求する態度を持つようになること。 |
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授業の内容・ 計画 | | 本講義は、多くの発言と意見を求めながら討論し、講師と双方向の講義スタイルで進めます。
1.【ガイダンス】講義の概要を説明し、本講義がどのように展開するのかを体験する。 【体育の授業の振り返り】自分が受けてきた体育の授業を振り返り、多くの発言を聞いて体育の授業の多様性を知る。
2.【体育と指導者】コーチングとティーチングの相違から、今日の運動部活動における「教師/コーチ」の役割葛藤について考える。
3.【体育・部活動の指導の問題点】暴言、しごき、体罰、連帯責任をテーマにして指導とは何か考える。
4.【体育原理を学ぶ意義】体育やスポーツの現実を直視し、この世界を支配する様々な諸原理(原則)を明確にしていく意義について学ぶ。
5.【体育原理とはどんな学問か】体育原理の変遷や具体的な役割、学問的位置づけについて学ぶ。
6.【体育教師と運動指導】どのように、生徒たちの考え方に働きかけ、彼らの主体的な考え方や努力を引き出すことができるのかを考える。
7.【体育の理念について 】身体の教育、スポーツを通しての教育、スポーツに関わる教育、スポーツの中の教育の4つの立場から体育の理念について考える。
8.【体育とスポーツの違い】体育とスポーツの違いについて、混同、混用されてきた背景並びに体育の担うべき姿について考える。
9.【体育とフェアプレー】フェアプレーの特質、フェアプレー教育の意義などを考察し、スポーツ規範としてのフェアプレーについて考える。
10.【体育とスポーツマンシップ】スポーツマンシップとは何か、体育の授業でいかにスポーツマンシップを教えるのかを考える。
11.【勝負の楽しさをどう味あわせるのか】教育の現場における勝敗の考え方。新学習指導要領の目標について考える。
12.【技術指導からみた体育】体育における技術や技能、戦術の意味について考える。
13.【体育における人間形成 ―体育は人間をどう創るのか―】「共に在る」場としての身体を考察する。
14.【子どもからみた体育の存在意義】学習指導要領の「体育の目標」の変遷を追いながら、なぜ子どもに体育は必要なのかを考え、本講義のまとめを行う。
15.【総括】レポート提出(3課題) |
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評価方法 (基準等) | | 毎時間の講義の際に提出するレポートと最終講義時間に提出する課題レポートにて評価を行う。 配分は、毎時間のレポート評価60%、課題レポート40%とする。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | |
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教科書・ 参考書 | | 本講義に必要な資料は、適宜配布。 参考文献『教養としての体育原理』友添秀則、岡出美則編,大修館書店2005年 参考文献『スポーツ学のすすめ』びわこ成蹊スポーツ大学編、大修館書店2008年 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | スポーツ文化に関心がある。 スポーツの指導に関心がある。 保健体育教員免許取得のために必修科目である。 |
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更新日付 | | 2015/02/04 10:39:55 |