サブタイトル | | |
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科目のねらい | | 臨床心理学における認知行動論的アプローチについて概観した後、レスポンデントおよびオペラント学習に基礎をおいた治療技法を中心に解説する。これにより、臨床心理学における科学的な視点(すなわち、クライエントの抱える問題についての客観的な評価や実際的な介入方法)を提供する。 |
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到達目標 | | 講義では具体的な症例を提示しながらエビデンスに基づいた視点を提供し、行動的心理治療の導入と展開、治療効果の評価について考える。この学習を通して、「心理療法における学習理論の役割を説明できること」が到達目標である。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1.講義の概要 2.心理療法のモデル1 (精神分析) 3.心理療法のモデル2 (人間学的アプローチ) 4.行動療法の位置づけと効果の比較 5.古典的条件づけからみた病理 6.症例1の解説と治療 7.古典的条件づけに関わる行動的治療 (系統的脱感作法) 8.オペラント条件づけからみた病理 9.症例2の解説と治療 10.オペラント条件づけに関わる行動的治療 (エクスポージャー法) 11.エクスポージャー法の応用 12.行動病理学 13.面接の要点と治療効果の評価 14.問題と解決の視点 15.まとめ |
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評価方法 (基準等) | | 定期試験と講義期間中の小レポートによって評価する。評価割合は、試験が60%、小レポートが40%である。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 講義終了時、当日の内容を確認しながらその中で特に重要な概念について小レポート課題を提示する。学生は自らの考えを書き加えた上でレポートを作成し次の回に提出する(復習)。これを期間中に5~8回程度実施する。また、講義終了時に次回の内容を簡単に説明し、重要な概念については予め調べてノートに記載してくるよう求める(予習)。次回講義の冒頭で何人かの学生を指名して予習した内容を確認する。 |
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教科書・ 参考書 | | 【講義資料】 授業開始までに成文堂で「特殊講義Ⅰa(認知行動療法)」の講義資料を必ず購入しておくこと。 【参考書】 やや高度だが、エビデンスに基づいた臨床心理学に興味のある学生、将来、臨床心理士を目指す学生は読んでおくとよい。 W. ドライデン (編集), R. レントゥル (編集), Windy Dryden (原著), Robert Rentoul (原著), 丹野 義彦 (翻訳)『認知臨床心理学入門―認知行動アプローチの実践的理解のために』 東京大学出版会 1996.11 \4,320 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 講義内容に関わる質疑応答は講義終了時あるいは講義の冒頭で行う。また、オフィスアワーでも受け付ける。 |
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備考 | | 1)講義計画に関わる情報 特殊講義1b(秋学期)の履修に際しては、特殊講義1a(春学期)の履修が理解の助けになります。 2)受講のルールに関する情報 授業中の私語や携帯電話の操作は禁止します。 |
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更新日付 | | 2015/02/06 13:30:39 |