開講年度2015
科目名心理統計学Ⅰ
(全)開講学科心理学科 2013年度以降入学
心理学科 2010-2012年度入学
開講種別春学期
対象学年2年
担当者千野 直仁
単位数2
曜日・時限春学期 金曜日 3時限
キャンパス


サブタイトル
心理学に必要なデータ分析の基礎 I
科目のねらい
レポートや卒論作成のために必要な最小限の基礎的な統計学的方法の内容について理解を深めること。そのために、理論よりも卓上計算機を用いていわば体で覚える統計学を学習すること。
到達目標
 心理学の領域での基礎的な統計学的方法についての講義を、演習をまじえて行う。具体的には、下記の授業テーマについての講義と計算の実習、および情報処理教育センターでのウエブを用いての検算を行い、基礎的統計学的方法の計算にも慣れること。
授業の内容・
計画
1.少数データの平均値と標準偏差の求め方
  平均値と標準偏差の意味、具体的な計算法
2.度数分布表の作り方
  度数分布表作成の意義、度数分布表作成の具体的手続き、度数分布表から平均値、標準偏差を求める方法
3.標準平均から母平均を推定・検定する仕方
  標本と母集団との関係、標本から母数を推定したり検定したりする意義、推定・検定の前の前提条件、具体的な推定・検定の計算法
4.平均値の差の検定
  2組の独立な標本を用いて、両群の平均値の差の検定を行う方法。平均値の差の検定に先立ち、両群の分散の等質性の検定を行う。
評価方法
(基準等)
評価は、毎週講義のあとに行う実習及び次回のウェブによる実習及びそのレポートと、学期終了時の定期試験の結果を総合する。その際、欠席日数も考慮する。ただし、ウエブ実習及び欠席日数については、定期試験の結果からの減点方式とする。
授業外の学修
(予習・復習)
学期の初めに配布するパワーポイント資料を授業ごと、あらかじめ予習し、授業後にはその時に内容を読み直し、復習すること。
教科書・
参考書
授業開始までに成文堂で「心理統計学I,II」のテキストを購入しておくこと。また、毎回の授業までに、前回の授業の復習、および予想されるつぎの授業の部分を熟読し予習しておくこと。
参照URL
1.千野研究室講義ノート「心理統計学」
質疑応答
原則的には、オフィスアワー時に前もってアポイントを取り研究室に来ること。
備考
 授業は、上記テキストを中心に行う。また、本学パソコン(とりわけ情報処理教育センター)による、統計解析ソフト SAS を用いる宿題を出すので、情報処理教育センターへの登録を昨年度に行っていない者は、4月のはじめに当センターに登録をしておくこと。なお、最近の一部上場企業の経営者に対する調査によれば、統計学的方法は、文系の学生でも大学でしっかりと勉強しておくよう、経営者の7割が望んでいるので、必須科目だからいやいややる、というのではなく、意欲的に取り組むこと。
画像
ファイル
更新日付2015/02/06 14:59:27