サブタイトル | | |
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科目のねらい | | 仏教が一般民衆に広まる際に、人々をひきつけていたのは必ずしも高尚な仏教教理ではない。むしろ、多くの人々に対して仏教への親しみと信仰をかきたて、彼らの日常生活に影響を与えていたのは説話集や因縁譚、寺社の縁起物語であった。本演習では、そうした幾つかの文献を少しずつ読みながら、かつての人々の仏教信仰の一端に触れてみたい。 |
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到達目標 | | かつての日本人は、仏教的な世界観こそを現実として受け入れながら、日々の生活を送っていた。ところが、現代人はそのような世界観に触れたとしても、それらを単なるフィクション、作り話としか理解できなくなっている。つまり、現代人の感性で昔の人々の生活を理解することは不可能である。受講者は本講義をとおして、それぞれの時代の人々の立場に感情移入しながら、その時代の文献を読むことができるような能力を身に付けることが目標となる。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1.本演習の方針について 2.今昔物語集を読む(1) 3.今昔物語集を読む(2) 4.今昔物語集を読む(3) 5.今昔物語集を読む(4) 6.往生伝を読む(1) 7.往生伝を読む(2) 8.往生伝を読む(3) 9.寺社縁起を読む(1) 10.寺社縁起を読む(2) 11.寺社縁起を読む(3) 12.寺社縁起を読む(4) 13.江戸時代説話集を読む(1) 14.江戸時代説話集を読む(2) 15.江戸時代説話集を読む(3)
ただし、進捗状況や受講者の関心内容により、対象文献は変更になる可能性がある。 |
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評価方法 (基準等) | | レポートによる評価(70%)、受講態度・発言回数・学習意欲等(30%)を総合して評価を行う。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 受講者は、当該時間に講読予定のテキストの箇所を、事前に予習しておくことが必要である。また、授業後には、それぞれの授業時間の内容を自ら読み直しておくこと。学期末には、講読箇所の理解にもとづくレポートの提出を課す。 |
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教科書・ 参考書 | | テキストと参考文献は、授業の中で指示、もしくは、プリントを配布する。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | ・質問や相談等は随時受け付けます。禅研究所、または研究室(3431)まで連絡してください。 |
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備考 | | ・本講義では、受講生自身の主体的な参加が不可欠である。また、受講生の関心事項や学習意欲によっては、講義の内容や進め方を修正する可能性がある。この点をあらかじめ了解しておいてほしい。 |
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更新日付 | | 2015/02/05 22:24:47 |