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科目のねらい | | グローバル化が急速に進展している今日において、世界に貢献できるような人材となることが我々には求められている。そのためには、異文化に対する理解と寛容が大切であり、自国の文化を深く理解することはその基礎として大変重要である。日本を含めたアジアの国や地域には様々な文化が息づいており、それらの文化は長い歴史の中で独自の発展を遂げてきた。各地域に根付いているこれら文化は、各々が独立して現在のような姿になったのではなく、長い年月の中で互いに影響を受け合いながら展開してきた。例えば、日本文化は中国や朝鮮の影響を強く受けており、また中国は仏教を通してインド文化の影響を少なからず受けている。 本講義では、アジア各地に点在する世界文化遺産をとりあげ、その文化的、歴史的背景を考察することで、異文化理解のための基礎的知識を習得することをねらいとしている。 |
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到達目標 | | 本講義では映像資料や文献資料を活用しつつ、アジア各地に広がる諸文化について、その歴史的背景や思想的背景などを考察する。受講者は、様々な文化の背景を知ることで、それらがどのようにして現在のようなかたちとなったのかを理解し、また現在、それらの文化の中で生活する人々の考え方や習慣などを知ることができる。さらには、各文化間の歴史的影響関係も考察することで、アジア全体の文化的展開を理解することができる。これによって、受講者は今後、日本文化のアジアにおける位置付けや、その基層部分を考える上での基礎的知識を得ることができる。 |
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授業の内容・ 計画 | | 授業は映像資料や文献資料等を用いつつ講義形式で行います。
①ガイダンス ②エローラ石窟群 ③アジャンター石窟群 ④サーンチーの仏教建造物・エレファンタ石窟群 ⑤カジュラーホの建造物群・ブッダガヤの大菩提寺 ⑥アンコール・ワット ⑦古都アユタヤ・古代都市スコタイと周辺の古代都市群 ⑧莫高窟 ⑨雲崗石窟 ⑩峨眉山と楽山大仏 ⑪ポタラ宮 ⑫紫禁城 ⑬古代都市テーベとその墓地遺跡 ⑭ギョレメ国立公園とカッパドキア石窟群 ⑮ペトラ・アムラ城 |
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評価方法 (基準等) | | 授業態度・授業参加度・期末レポートによって総合的に評価する。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 予習として、授業でとりあげる文化遺産について前もってインターネットや書籍をもとに基礎的情報を入手しておくこと。そして受講後は、授業でとりあげた内容の中で特に興味を持った部分についてインターネットや文献を参考にしながら、さらに掘り下げていくことが求められる。 |
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教科書・ 参考書 | | |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 毎回授業後に質問がある方は来てください。その場で返答できないものに関しては、次回の授業までに回答します。 |
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備考 | | 授業参加度を重視しますので欠席しないようにしてください。 |
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更新日付 | | 2015/01/30 09:47:32 |