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科目のねらい | | この授業では、「都市」をキーワードに、具体的な事例に基づいて、イギリス文化を考察する。イギリスは世界で最も早く都市化した国であり、そのため、近代的な都市形態が最も早く整った国でもある。その影響は社会のあらゆる側面に見出すことができる。たとえば、ロンドンの国会議事堂は、大英帝国の繁栄を象徴する都市建築物として19世紀に再建されたものである。イギリスが誇る文豪ディケンズの小説は、都市化が著しかった19世紀ロンドンを舞台としている。また、児童文学として有名な『ピーター・ラビット』も、美しい湖水地方の自然を都市化から守る運動と切っても切れない関係にある。授業では、都市の観点からイギリス文化を学ぶことを目的とする。春学期は都市化の原点である19世紀ヴィクトリア朝について概観する。 |
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到達目標 | | 19世紀ヴィクトリア朝から現代までのイギリス文化を、「都市」という観点で考察することにより、具体的なテーマに対する論理的思考力を身につけることを目的とする。そのため、授業では内容に即した論述をキーワードを使ってまとめる訓練等も行う。また、「イギリスの都市」をテーマとした英語の文書を読んだり、英語ドキュメンタリーを視聴することにより、英語力向上も目指す。 |
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授業の内容・ 計画 | | 授業は、講義、DVD視聴、ディスカッション等を通して行う。 1. ガイダンス 2. ヴィクトリア女王とその時代(1) 3. ヴィクトリア女王とその時代(2) 4. 都市論 5. The Victorians I 視聴(BBC放送) 6. 産業革命の諸相 7. 鉄道の発展 8. 地下鉄の発展 9. シャーロック・ホームズを通してみるヴィクトリア朝ロンドン 10. 衛生問題 11. 都市公園の誕生 12. 中流階級の隆盛 13. The Victorians II 視聴(BBC放送) 14. 郊外住宅の発展(1) 15. 郊外住宅の発展(2) |
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評価方法 (基準等) | | 授業態度および参加度30%、期末試験70%。 授業回数の3分の1以上欠席した場合は失格となるので、4年生は特に注意すること。また、授業中の私語、居眠り、携帯使用、途中退出等も欠席扱いとなるので注意すること。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 授業で学んだ重要事項を復習し、各授業で出される予習課題(プリント配布)を次の授業までに済ましておくこと。 |
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教科書・ 参考書 | | [参考文献] 君塚 直隆『ヴィクトリア女王―大英帝国の“戦う女王”』 中公新書 2007年 川北 稔 『イギリス近代史講義』講談社 2010年 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | オフィスアワー:火曜日3限(13:30-15:00)、研究室(3535) |
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備考 | | |
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更新日付 | | 2015/02/05 11:52:20 |