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科目のねらい | | 発掘調査は、考古学研究上の情報を得るための最も有効な手段であるが、同時に遺跡に対する最後の手段でもある。したがって、発掘調査の実施にあたっては、学術調査であろうが緊急調査であろうが遺跡から最大限の情報を引き出す必要がある。本実習では、発掘調査の手順や機材の基本的な使用法を学習した後、実際に歴史考古学の遺跡の発掘調査を10日間程度経験することによって、調査技術の習得を目指す。 |
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到達目標 | | 授業では、,レベル・平板・トランシットなど測量機材を用いて地形測量ができることを目標とする。夏期休暇中の合宿形式による実習では、実際に発掘調査を経験することにより、基礎的な調査技術の習得を目標とする。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1.埋蔵文化財発掘調査の現状と課題 2.発掘調査の意味と目的 3.調査者の心構え 4.発掘調査の方法 5.測量機材の使用法(1)レベル 6.測量機材の使用法(2)平板 7. 測量機材の使用法(3)トランシット 8.レベルを用いた標高の移動 9.平板を用いた測量方法 10. 地形(等高線)の測量方法 11. 遺構平面図の実測方法 12. 土層断面図の実測方法 13.写真の撮影方法 14. 発掘道具の使用法と準備 15. 発掘調査手順の確認と注意事項 (夏期休暇中)発掘調査の実施 |
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評価方法 (基準等) | | 野外調査(発掘調査)における基本的知識や技術の習得度が評価の基準となる。出席状況や授業態度も重視する。野外調査への参加40%、基礎技術の習得度20%、授業態度20%、授業への貢献度20%により評価する。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 予習・復習は特にありません。野外の実習なので万全の体調で受講して下さい。授業に遅刻すると他のゼミ生への指導にも影響するので、遅刻厳禁です。 |
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教科書・ 参考書 | | <参考文献>服部敬史1998『基礎の考古学 発掘と整理の知識』(東京美術) 岩崎卓也他編1984『考古学調査研究ハンドブックス1』(雄山閣) 近藤義郎他1958『考古学の基本技術』(考古学研究会) |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | オフィスアワーは、月曜日4限、3号館4階の歴史学科共同研究室(藤澤研究室3418)です。 |
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備考 | | 屋外作業が出来る服装で受講して下さい。 発掘調査は宿泊で実施する。調査地は岐阜県可児市の牟田洞窯跡を予定。 |
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更新日付 | | 2015/02/06 13:37:37 |