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科目のねらい | | 1.目標 a 漢文禅籍の読解力をつける。 b 道元禅師の他の著作への影響を考える。 2.方針 毎時間、担当者を決めて読んで訳してもらう。必ず予習をして臨むこと。 3.内容 『宝慶記』は、道元禅師が如浄に入室を許されてからの参問の記録である。 前半には、拝問が集中しているということは、この質問こそ、長らく禅師が懐いていた、或いは宋での見聞によって生じた疑問であったと考えられる。その疑問は一体何であったのか。その疑問が如浄の答えによって解決されるのであるが、それは必ず禅師の著作の中に影響が見られると思われるので、併せ検討する。卒業論文作成に向けての指導も行う。 |
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到達目標 | | |
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授業の内容・ 計画 | | 演習 1.オリエンテーション 2.『宝慶記』の成立 3.漢文の読み方 4.随時参問許可に関する書状 5.教外別伝、仏祖の道と教家の談 6.二生の感果 7.自知即正覚 8.功夫弁道時の用心 9.首楞厳経と円覚経 10.三障・撥無因果、業障本来空 11.長髪・長爪、褊衫・裙子 12.禅宗の称 13.経行 14.卒業論文のテーマと資料選択(1) 15.卒業論文のテーマと資料選択(2) |
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評価方法 (基準等) | | 3分の2(10回)以上の出席者に対して評価を行う。 評価の配分は、平常点(授業参加度+授業態度)50%、試験50%。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 予習 禅語・仏教語の意味を調べ、読めるようにしておく。 復習 何度も読み、漢文の訓読に慣れるようにする。 |
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教科書・ 参考書 | | 〈テキスト〉プリントを配布するから、受講者は第1回目の授業には必ず出席すること。 〈参考文献〉大本山永平寺編『宝慶記の参究』(国書刊行会、1997年)188.8/01547/2 池田魯参『宝慶記-道元の入宋求法ノート』(大東出版社、1989年)188.8/01058 伊藤秀憲『原文対照現代語訳道元禅師全集』巻16(春秋社 、 2003年)188.8/01760/16 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 番号:3521(3研究室号館5階)。 オフィスアワー:金曜日、昼休み。 |
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備考 | | 「禅の思想I-I」では道元禅に関して講義をするから、並行して受講し、基礎的な知識を得ておくことが望ましい。 |
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更新日付 | | 2015/02/07 14:26:35 |