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科目のねらい | | 古代インドでは、バラモン教、仏教、ジャイナ教、ヒンドゥー教など、多数の宗教が生じ、各々独自の思想・哲学を展開させた。本講義では、紀元前15世紀から紀元前後までのインドの宗教、哲学、思想を歴史的に概観しつつ、古代インド人がいかなる哲学的問題に思索を巡らせ、またどのような世界観を信仰に基づいて形成したのかをみていく。その際、「現象世界」理解を共通テーマとして哲学諸派・宗教の理論体系を検討し、それらの特徴を浮き上がらせたい。また、インド思想の日本文化への影響も随時説明していく予定である。なお、古代インドの理解に際しては、思想・哲学・宗教という三つの観点をそれぞれ独立したものとして扱うことはしばし困難を伴う。従って、本講義では敢えて分けずに取り組みたい。 |
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到達目標 | | (1)インド哲学史に関する知識が習得できる。 (2)インド的思考について学び、新たな思考枠を獲得することができる。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1. インド哲学史の区分と参考文献紹介 2. ヴェーダの思想(1)自然神讃歌 3. ヴェーダの思想(2)創造神話 4. ウパニシャッドの思想(1)根源的原理の探求 5. ウパニシャッドの思想(2)根源的原理の探求 6.『アタルヴァ・ヴェーダ』の思想 7. 輪廻思想、五火二道説 8.六師外道 9.ジャイナ教 10.仏教(1)釈尊の生涯 11.仏教(2)原始仏教 12.仏教(3)部派仏教 13.仏教(4)大乗仏教 14.仏教(5)大乗仏教 15.試験 |
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評価方法 (基準等) | | 授業への参加状況(小テストと授業態度)30%と定期試験70% |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 授業前に、下記参考文献を通じて、授業内容の該当箇所を予習しておくと良い。 授業後は、下記参考文献以外の文献を通じて、習得知識の再確認が望まれる。 |
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教科書・ 参考書 | | 【参考文献】早島鏡正他著、『インド思想史』、東京大学出版会、1982年、3,780円。 その他の参考文献に関しては、授業初回に文献表を配付する。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | (1)授業中の私語、携帯電話操作、不必要な入退場を禁止する。 (2)本講義は、秋学期開講の「インドの思想II」とあわせて受講することが望ましい。 |
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更新日付 | | 2015/02/07 17:47:19 |