サブタイトル | | |
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科目のねらい | | 『祖堂集』は、952年に成立した禅宗燈史(仏法の伝授を伝える歴史書)のひとつである。本書では、過去七仏から西天(インド)の28代を経て、中国禅宗六祖慧能に至る各祖師と、六祖門下南嶽系の臨済義玄の孫弟子までと、青原系の雪峯義存の孫弟子までの257人の祖師の師資相承の伝記がまとめられており、それぞれの祖師の語録をもとに編集された「語録のダイジェスト版」とも言える。 本講義では、雪峰義存と同門の巌頭全奯(828-887)を中心にその伝記を講読することにより、禅宗の理解を深めていこう思う。 なお、この科目は宗内生資格取得科目ではあるが、禅を学ぶ上での基礎学でもあるので、宗内生以外の履修も大いに歓迎する。 |
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到達目標 | | 1、各章の内容を理解する 2、各祖師の特徴をとらえ禅の考え方への理解を深める 3、漢文に親しむ |
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授業の内容・ 計画 | | 1、『祖堂集』とは 2、語録と燈史 3、巌頭全奯章の講読(1) 4、巌頭全奯章の講読(2) 5、巌頭全奯章の講読(3) 6、巌頭全奯章の講読(4) 7、巌頭全奯章の講読(5) 8、巌頭全奯章の講読(6) 9、巌頭全奯章の講読(7) 10、巌頭全奯章の講読(8) 11、巌頭全奯章の講読(9) 12、欽山文邃章の講読(1) 13、欽山文邃章の講読(2) 14、欽山文邃章の講読(4) 15、まとめ |
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評価方法 (基準等) | | 平常点(授業への取り組み方・小テストなど)と期末試験を、それぞれ20%・80%の割合で評価 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 予習:次に扱う部分の語句の意味を調べるなど一通り目を通しておくこと 復習:授業で扱った内容をノートにまとめる |
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教科書・ 参考書 | | 〈テキスト〉 プリントを配付する 〈参考文献〉 禅文化研究所編『祖堂集』(基本典籍叢刊)禅文化研究所,1994年【188.8/01257】 柳田聖山訳『祖堂集』(大乗仏典―中国日本編 第13巻)中央公論社,1995年【183/04/13】 柳田聖山編著『禅語録』(世界の名著18)中央公論社,1998年【080/04/18】 『唐代の禅僧』全12巻,臨川書店【188.8/02269】 ※その他、適宜紹介する |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | オフィスアワーを確認の上、訪問すること 研究室:2427(2号館4階)および禅研究所 |
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備考 | | この科目は宗内生資格取得科目にもなっているので、宗内生は履修することが望ましい 授業数の3分の1を超えて欠席した者は、失格にする場合がある 欠席する場合には、欠席届(公欠届)を提出すること |
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更新日付 | | 2015/02/12 14:47:54 |