開講年度2015
科目名産業と科学Ⅰ/総合科目Ⅵ-Ⅰ
(全)開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
宗教文化学科 2013年度入学
宗教文化学科 2008-2012年度入学
歴史学科 2013-2014年度入学
歴史学科 2002-2012年度入学
国際文化学科 2013-2014年度入学
国際文化学科 2011-2012年度入学
日本文化学科 2013年度以降入学
日本文化学科 2004-2012年度入学
グローバル英語学科 2013年度以降入学
グローバル英語学科 2011-2012年度入学
商学科 2007-2012入学
ビジネス情報学科
経営学科 2007-2012年度入学
現代企業学科 2008年度以降入学
法律学科 2013年度以降入学
法律学科 2007-2012年度入学
現代社会法学科 2013年度以降入学
現代社会法学科 2007-2012年度入学
総合政策学科 2013年度以降入学
総合政策学科 2008-2012年度入学
心理学科 2013年度以降入学
心理学科 2010-2012年度入学
健康科学科 2013-2014年度入学
健康科学科 2010-2012年度入学
健康栄養学科 2013年度以降入学
健康栄養学科 2012年度入学
健康栄養学科 2008-2011年度入学
開講種別春学期
対象学年2年
担当者遠藤 哲也
岩佐 宣明
菅 さやか
鷲嶽 正道
単位数2
曜日・時限春学期 水曜日 1時限
キャンパス


サブタイトル
ボールペンの科学
科目のねらい
 この講義は「ボールペン」を中心に展開する学問横断型リレー講義です。自然科学・人文科学・社会科学といった様々な角度からボールペンを見つめたときに、その向こう側に見えることは、多種多様です。逆の見方をすれば、その多様な学問はボールペンというものによって融合させることが可能である、ということができるかもしれません。この講義ではボールペンを話のネタに、学問の多様性と融合の可能性について、皆さんに伝えていけたらと思っています。
到達目標
 この講義は、生物学・言語学・心理学・哲学の4分野の視点からボールペンを分析し、またボールペンを入り口として各分野の専門的な話題へと発展させる構成になっています。これをとおして「多角的な視点から一つの物事を見ていく力」と「一つの物事から多様な話題へと展開する柔軟な発想力」の二つを養うことが、本講義の目標です。
授業の内容・
計画
 普段、何気なく使っているボールペンをネタにして何か話をするように言われたら、皆さんは何を思い浮かべますか。私たち教員はボールペンについて、それぞれ違ったことを考えました。例えば、インクには油性・水性・ゲルがあるのはよく知られていますが、実は「DNAインク」というものが存在します。これは何を目的としたものなんでしょう。「なめらかな書き心地」というキャッチコピーは、ボールペンの宣伝でよく使われますが、書き心地とは一体何なのでしょう。「使いやすい・書きやすい」ボールペンは誰でも同じものなのでしょうか。そもそも皆さんは「ボールペンとは何か?」という問に答えられますか。インクが切れて使えないボールペンは、ボールペンと呼べるでしょうか。
 生物学(遠藤)、心理学(菅)、哲学(岩佐)、言語学(鷲嶽)と専門が全く異なる4名の教員が、それぞれ得意とする切り口からボールペンについて講義します。以下が具体的に講義で取り上げる内容とスケジュールです。

第1回目 ガイダンス
第2回目~第13回目(講義を行う順番は初回ガンダンスにて連絡します)
<生物学>                      <心理学>
 1.顕微鏡で見るボールペン             1.「使いやすい」ボールペンとは?:人間工学に基づく評価
 2.ボールペンの付加価値としてのDNAインク   2.1本100円は高い?安い?:ボールペンの適正価格
 3.DNAインクで生体認証をする仕組み       3.1本でも多く売るには:売り場・広告・口コミに隠された秘密
<哲学>                       <言語学>
 1.無色ボールペンはボールペンなのか?   1.書き心地を言葉で伝える: さらさら・なめらか・カリカリ
 2.ボールペンって何?:辞書の定義から    2.言葉を通して見える「いいボールペン」: なめらか・長持ち・安い
 3.自分でボールペンを定義してみよう!    3.ボールペンを売る言葉: なめらか指数・クセになる・重量感
第14回目 まとめ1・講義を振り返る
第15回目 まとめ2・自分はボールペンをどのようにみているかを考える
評価方法
(基準等)
 各担当教員の授業最終回に授業内容をまとめるレポートを課します。レポート4回分の総合点数で成績の評価をします。レポートが一人分でも欠けた場合は、失格となります。正当な理由のない遅刻、中抜け、早退も欠席扱いにします。
授業外の学修
(予習・復習)
 それぞれの講義内容をもとに、より多角的に皆さんの日常生活を振り返ることを求めます。日頃から講義内容と関連しそうな物事や出来事を意識的に探し集め、レポートに備えてください。なお、具体的な予習・復習については、講義中に指示します。
教科書・
参考書
毎回、資料プリントを配付します。
参照URL
質疑応答
質問は出席カード、作業ペーパー等などで受け付け、できるだけ翌週の講義で回答します。講義中の質問も随時受け付けています。
備考
画像
ファイル
更新日付2015/02/12 10:08:41