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科目のねらい | | 東京に大雪が降るときは何かが起こるといわれている。昭和11年2月26日未明、降りしきる雪を蹴って、陸軍皇道派青年将校達は下士官兵約1400名を率いて、蹶起した。このクーデターは失敗に終わり、青年将校達は全員処刑された。本講義は、事件の経過を再現し、彼らが意図した「昭和維新」の意味を探り、軍隊の持つ統帥権意識を分析視角として、軍部の政治への介入の過程を明らかにしたい。 |
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到達目標 | | 1.日本史における社会と文化の形成と展開を、広い視野に立って考察させることによって、歴史的 思考力を養い、現代日本の形成の歴史的過程と日本の文化の特色を理解させる。 2.広い視野に立って、社会と人間についての理解と認識を深め、民主的、平和的な国家・社会の有 為な形成者としての近代市民的資質を涵養する。 |
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授業の内容・ 計画 | | 春学期 1.序 2.新聞記事に見る二・二六事件 3.二月二六日朝まで 4.大臣告示をめぐる疑惑 5.大臣告示の伝達過程 6.戒厳司令部の方針 7.海軍のとった態度 8.戒厳令布告 9.奉勅命令伝宣 10.日本を震撼させた四日間 11.二・二六事件に至る諸事件 12.軍部内の対立と抗争 13.昭和維新のもつ意義 14.特設軍法会議の実態 15.総括 |
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評価方法 (基準等) | | 定期試験を主とし(90%)、これに授業態度(10%)加味する。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 1.予習に比重を置き、授業前にあらかじめ教科書の一章分を読み込んでから、出席すること。 2.復習は、授業中に完全に理解できなかった個所やノートの不十分なところを補うこと。 |
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教科書・ 参考書 | | 教科書: 高橋正衛著 『二・二六事件・増補改版』 中央公論新社 2009年 780円 税別 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 授業内容に関する質問は講義教室及びオフイスアワーの研究室にて受け付ける。 |
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備考 | | |
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ファイル | | |
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更新日付 | | 2015/01/30 17:37:20 |