サブタイトル | | |
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科目のねらい | | 禅は、インドで生まれ、中国に伝わり禅宗に発展し、それが日本にもたられました。そして、日本文化形成に大きな影響を与えています。ですから、日常のいたるところに禅の要素があるといってもよく、われわれの生活に溶け込んでいるものなのです。 しかしながら、禅と言ってまず思い浮かべるのは、厳しい修行ではないでしょうか。その中心となるのが坐禅です。また、中国宋代(960-1279)の禅宗をみると、過去の禅の修行者たちが遺した公案の学習が、修行の重要な位置に置かれていたことが判ります。 禅の公案とは、多くは師と弟子との間に交わされた、いわゆる禅問答というかたちで表現されています。禅問答は、ちぐはぐでわかりにくい対話の例えにもされるように難解であり、一見するとその内容は矛盾しているようですが、そこには仏法の道理貫が含まれており、現代にも通じる教訓が含まれています。 そこで、この授業では、坐禅や公案の学習などの禅の修行生活の重要な要素を通じて、禅というものを理解していきたいと思います。 |
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到達目標 | | 1、禅の大まかな歴史を理解する 2、公案を通じた禅の考え方を理解する 3、坐禅を通じて禅の修行を体感する |
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授業の内容・ 計画 | | 1、本講座を受講するにあたって 2、インドの禅 3、坐禅実習(1) 4、坐禅実習(2) 5、上座仏教の修行生活(AV資料使用) 6、禅宗の歴史(1)…唐代の禅宗 7、禅宗の歴史(2)…宋代の禅宗と日本の禅 8、禅の公案に学ぶ(1) 9、禅の公案に学ぶ(2) 10、禅の公案に学ぶ(3) 11、禅の公案に学ぶ(4) 12、永平寺の修行生活(1)(AV資料使用) 13、英は維持の修行生活(2)(AV資料使用) 14、坐禅実習(3) 15、禅の現代的意義(まとめ) |
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評価方法 (基準等) | | 原則として毎時間行う小テスト(確認テスト)と期末レポートを、それぞれ50%の割合で評価 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | シラバスや授業時に紹介した参考文献等を積極的に読むこと。 坐禅の実習後には、感想文を課す。 |
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教科書・ 参考書 | | 〈テキスト〉 講義時に適宜、プリントを配付します 〈参考文献〉 愛知学院大学宗教研究会編『宗教と人間―真(まこと)の生き方を求めて―』大東出版社,1,000円【160/0124】 石井修道『中国禅宗史話-真字「正法眼蔵」に学ぶ』禅文化研究所,1988年,3,675円【188.8/0966】 蔡志忠『マンガ禅の思想』講談社+α文庫,1998年,819円【188.8/01697】 ※その他、必要に応じて紹介します |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | 坐禅実習の注意:1,坐禅堂にて実施 2,遅刻は認めない 3,ゆったりした服装で(スカート・短パン・袖の無いものは避けること) 欠席する場合には、欠席届(公欠届)を提出してださい |
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更新日付 | | 2015/02/10 22:32:07 |