開講年度2015
科目名化学実習Ⅰ B
(全)開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
開講種別春学期
対象学年1年
担当者来住 準一
山名 賢治
単位数1
曜日・時限春学期 月曜日 4時限
春学期 月曜日 5時限
キャンパス


サブタイトル
専門科目への橋渡し
科目のねらい
薬学準備教育ガイドライン(以下「準備ガイド」と略)に準拠し、薬学専門科目を学ぶ上で必要となる基礎力を身につけるための化学基礎知識を修得する。
到達目標
授業は学習効率を高めるため、講義(化学1)と実習(化学実習1)を交互に組合わせたモザイク型で進行する。化学1では、高校化学の学習内容を踏まえながら、原子の構造、電子配置、化学結合、分子間力、原子の量的取り扱い、酸・塩基、酸化・還元、化学平衡と緩衝作用、水溶液の性質、溶液の濃度(モル濃度、規定度、%、ppm、ppbなど)および希釈溶液の調製法などについて学ぶ。また、化学実習1では、ガラス細工、容量器具の取り扱い方とそれらを用いた試薬の調製、pHメーターの取り扱い、緩衝溶液の調製、比色定量法などについて学ぶ。また、実験結果をレポートにまとめる技術を習得する。進度や内容は必要に応じて調整することがあります。
授業の内容・
計画
1:物質の構造と性質(準備ガイド:化学①-1、2、3、5/物理①-2、⑧-1)
 物質の三態、物理的変化と化学的変化、単位の換算、SI接頭語、密度、比重⇒(教)第1章 p.3-32、第6章 p.149-156 / 原子の構造:原子の内部構成、同位体、同素体、原子量,分子量⇒(教)第3章 p.60-67
2:エネルギー(コアカリ:C1-(1)-④-1、2/準備ガイド:生物③-1、物理③-2)
 原子と放射能:放射線と放射能、半減期,核反応式⇒(教)第7章 p.181-195 / 運動エネルギー、ポテンシャルエネルギー、熱エネルギー、電磁エネルギー、エネルギー保存の法則、熱力学第2法則⇒(教)第2章 p.36-57
3:化学結合 (準備ガイド:化学①-4、②-1、3、4、5 )
 電子配置、原子軌道、原子の周期律⇒(教)第3章 p.67-86 / イオン結合、共有結合、配位結合、金属結合、電子式⇒(教)第4章 p.90-101 / 化学式と命名法⇒(教)第4章 p.111-117 /★周期表の作製 
4:分子間相互作用(準備ガイド:化学②-2) 
 電気陰性度、水素結合、ファンデルワールス力⇒(教)第4章 p.102-107
5:化学反応式とモル⇒(教)第5章 p.120-143(準備ガイド:化学③-1、2、3)
6:★実習上の一般的注意、ガラス細工(パスツールピペットとマドラーの作製)⇒(実)p.1〜10
7:★試薬の調製と薬品取扱い、容量器具の使用法⇒(実)p.11〜20(準備ガイド:化学④-1)
8:溶液の濃度(準備ガイド:化学③-1)
 モル濃度、規定度、%濃度、ppm、ppb、当量、溶液の希釈⇒(教)第11章 p.280-302
9:★比色定量法(その1 )⇒(実)p.39〜44(コアカリ:C2-(1)-①-1) 
10:★比色定量法(その2 )⇒(実)p.39〜44(準備ガイド:化学③-1)
11:化学反応と化学平衡(コアカリ:C2-(2)-①-1)
 活性化エネルギー、発熱反応・吸熱反応、反応速度に影響を与える因子、化学平衡、ルシャトリエの原理⇒(教)第9章 p.230-254/★実習レポートの書き方⇒(実)p.65〜67
12:酸と塩基、pH⇒(教)第12章 p.306-326(準備ガイド:化学③-4)(コアカリ:C2-(2)-①-2)
13:緩衝作用、緩衝液⇒(教)第12章 p.327-331(コアカリ:C2-(2)-①-4) 
14:★pHメーターと緩衝能⇒(実) p.21〜31(コアカリ:C2-(2)-①-3) 
15:酸化と還元⇒(教)第4章 p.109-111(準備ガイド:化学③-5)
(注)★は実習。無印は講義。なお、(教)は教科書、(実)は実習書。
・毎回出席をとります。欠席するとついて来れなくなります。
・授業は教科書にそって進行します。授業前に次回の予習をしておいて下さい。
・授業毎に今日の学習目標を配布し、課題を課します。しっかり復習をすることを心がけて下さい。
・毎回、前回の内容について確認テストを実施します。
評価方法
(基準等)
化学I:毎回の確認テスト10%+中間テスト20%+期末試験70% による総合評価
化学実習I:実習制作物20%+レポート(実習課題を含む)80% による総合評価
授業外の学修
(予習・復習)
(予習)指定された教科書のページを事前に読んでおくこと。実習では事前に実習書を読み、実習内容を理解しておくこと(実習では事前に課題が与えられることがあるので指示どおりに提出すること)。
(復習)とくに復習に重点を置き、毎回出題される宿題を指示通りに提出すること。また、授業内で行なった計算問題は繰り返し解くこと。
教科書・
参考書
(教科書)
化学I:生命科学のための基礎化学〜無機物理化学編(丸善出版 税込3456円)を教科書として使用します。必ず授業開始までに購入しておいて下さい。
化学実習I:実習書(化学実習指針、化学教室編)を実習開始前に無料配付します。実習内容を把握してから実習に臨んで下さい。
(参考書)高校で使用した化学教科書、図録
参照URL
質疑応答
質問がある場合、4号館・2階・化学教室にいますので遠慮なく訪ねて下さい。オフィスアワーは 月・木のお昼休み時間ですが、在室中は可能です。連絡先:junichi@dpc.agu.ac.jp
備考
・講義(化学I)とそれに関連した実習(化学実習I)を交互に組合わせたモザイク型で進行します。実習はグループで行なうことがほとんどです。実習日のアルバイトなどは避けて下さい。やむをえず欠席する場合は、必ず連絡して下さい。
・授業中の私語や携帯電話使用を厳禁します。
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ファイル
更新日付2015/01/30 11:32:26