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科目のねらい | | 「彼が言うことならまちがいないよ、彼は論理的な人だからね」。そうだろうか。論理的な人とはつねに正しいことを言う人だろうか。そもそも論理とは、いったい何ものだろう。私たちが一般にものごとを考えるさい、論理は私たちの思考のどのような場面で、どのように働くのか。この授業では、私たちの日常何気ない言語実践の分析から論理学の体系を作り上げていくその初めの一歩をじっくりと味わいながら、論理学という学問は何をやろうとしているのか、さらにはまた、論理的にものごとを考えるということの意味について、基本的な理解を得ることをねらいとする。現代論理学を中心に取り上げるが、必要なかぎりでそれ以前の論理学にも触れたい。下のスケジュールのとおり授業はテキストに即して進める。予備知識はいっさい必要ないが、毎回扱うテキストの範囲を確認し、各自一度はそれに目を通し理解できなかった点や疑問点を整理したうえで、授業に臨んでほしい。 |
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到達目標 | | ・現代論理学(とくに命題論理)について基本的な知識を得る。 ・論理学の考え方を学びつつ、論理一般についての理解を深める。とくに、論理が日常生活と無縁ではありえないことを理解する。 |
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授業の内容・ 計画 | | 第1回:ガイダンス 第2回:論理的とは(第1章 pp.4-27) 第3回:論理学の目標(第1章 pp.27-34) 第4回:否定(第2章 pp.36-46) 第5回:排中律(第2章 pp.46-64) 第6回:矛盾と背理法(第2章 pp.64-72) 第7回:連言と選言(第3章 pp.74-106) 第8回:条件法(第4章 pp.108-138) 第9回:証明(第5章 pp.140-165) 第10回:公理系と意味論(第5章 pp.165-177) 第11回:公理系に関する証明(第5章 pp.178-192) 第12回:伝統的論理学と現代論理学(第6章 pp.218-223) 第13回:命題論理の限界(第6章 pp.194-207) 第14回:全称と存在(第6章 pp.207-223) 第15回:述語論理(第6章 pp.223-238) |
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評価方法 (基準等) | | |
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授業外の学修 (予習・復習) | | ・毎回の予習として、次の授業で扱うテキストの範囲をあらかじめ通読し、理解できなかった点・疑問に思った点を整理してくる。 ・毎回の復習として、後で振り返ったときに自分で授業内容が再現できるよう、板書を補いつつノートを整理しなおす。 |
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教科書・ 参考書 | | テキスト:野矢茂樹著『入門!論理学』中央公論新社(2006) |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 研究室は2413、オフィスアワーは月曜日、水曜日、金曜日の13:00~14:00です。オフィスアワー外でもできるかぎり対応します。 |
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備考 | | |
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ファイル | | |
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更新日付 | | 2015/02/04 12:29:14 |