開講年度2014
科目名経営戦略Ⅱ
開講学科経営学科 2007-2012年度入学
(全)開講学科経営学科 2013年度以降入学
経営学科 2007-2012年度入学
現代企業学科 2008年度以降入学
部門専門  
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者芝 隆史
クラス
単位数2
曜日・時限秋学期 水曜日 2時限
キャンパス


サブタイトル
授業の概要
(目標)
経営戦略とは組織(その中心は企業)がもっている将来に対する夢(ヴィジョンとして示される)もしくはその夢と現実とも間にあるギャップえお埋めるための手段、方向づけそのためのガイドのようなものであると理解出来る。この戦略がどのようにして作られていくのかを探ることが経営者として、又経営に責任ある者が等しく行わなければならない、必須アイテムであるといえる。経営戦略IIでは主としていくつかのケースを中心にその具体的な内容を詳しく吟味する。それは企業のケースもあるが特殊な組織であったり、人間に焦点をあてた講義となる場合もある。
授業の内容・
スケジュール
経営戦略IIは以下のようなスケジュールで行う。
1.キャノンの経営戦略
2.キャノンの共生の構図とコア・コンピタンス
3.シャープのオプトエレクトロニクス戦略
4.大相撲の利益志向型組織としての成立と歴史
5.老舗戦略としての創発戦略と大相撲戦略
6.大相撲の古くて新しい戦略とかつての日本型(的)経営の関係
7.ホンダの成長戦略
8.本田宗一郎という経営者とホンダとの関係
9.本田宗一郎と藤沢武夫
10.経営という仕事のとらえ方
11.松下の経営哲学
12.コンプライアンス経営と経営理念
13.経営戦略と経営理念との整合性
14.21世紀の企業の経営戦略に必要なもの


以上の内容に沿いながら具体的資料を毎回配って講義する。黒板もかなり使って講義を進めて行くから覚悟して、しかし、興味をもって出席することを望む。経営戦略にかぎらずさん経営の勉強は教室で学ぶことだけですべてが解決出切ると考えたら大間違いである。それはある意味で経営の定石、碁や将棋でいう定石の勉強に近いと思ってもらいたい。それはプロになるためには絶対に必要だが十分ではない。十分になれるかどうかは定石を完全に身につけた諸君の更なる自己研鑽がなければならない。そうすれば必ずそこから他人にない閃きが生まれると信じたい。そのためにはとにかく定石までは身につけなければ競争のスタートラインにすら並べないということを忘れないでほしい。
評価方法
(基準等)
レポート及び最終テストの結果で判断する。レポートは一回、出席は不定期に数回とる。(テスト75%出席15%レポート10%とする)
テキスト・
参考文献
テキストという形はとらず、教員が用意する資料を毎回、配布の上、講義を進める。参考文献としては東北大学経営学研究グループ『ケースに学ぶ経営学』(有斐閣ブックス)
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備考
授業は配布資料に基づきながら、相当なボリュームの内容を説明するから興味を持って、真剣に受講してもらいたい。各自がこれらの資料を使ってさらに研究を進めればすばらしい成果が期待出来ると信じる。
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ファイル
更新日付2014/08/15 11:32:57