開講年度2014
科目名(◆:実務経験のある教員による
      授業科目)
基礎薬学実習Ⅲ
科目ナンバー
開講学科医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
(全)開講学科医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
医療薬学科6年コース 2006-2010年度入学
部門専門  
対象学年2年
開講種別秋学期後半
曜日・時限・教室秋学期後半 木曜日 3時限 404
秋学期後半 木曜日 3時限 408
秋学期後半 木曜日 4時限 404
秋学期後半 木曜日 4時限 408
秋学期後半 木曜日 5時限 404
秋学期後半 木曜日 5時限 408
秋学期後半 金曜日 3時限 404
秋学期後半 金曜日 3時限 408
秋学期後半 金曜日 4時限 404
秋学期後半 金曜日 4時限 408
秋学期後半 金曜日 5時限 404
秋学期後半 金曜日 5時限 408
単位数2
必修・選択必修
授業形態実験・実習
担当者(所属講座)
使用言語
最も関連のあるディプロマポリシー
項目


授業の概要
 生体における薬物活性を調べるため、生体分子を取り扱うための基本的技能と態度を身につけることは大切である。ヒト生体材料(血液、唾液、尿)を用いてタンパク質、糖類、脂質の定性、定量試験を実習し、正確さが求められる実験技術を習得する。酵素反応の特性を学び、inhibitorの有無によるLineweaver-Burk Plotの変動を求め、Km値、Vmax、競合、非競合阻害の意味を習得する。臨床検査項目の尿一般生化学試験(定性試験、9項目)を行う。実習・課題レポートを通じて授業の重点項目の復習ならびに追加・補足学習を行う。
 生薬の形態的観察あるいは味覚、嗅覚を通して生薬に親しむ。漢方薬に繁用される生薬、身近にある生薬より有効成分を分離精製し、その誘導体を合成し、天然物化学の基礎的方法を習得する。局方に収載されている生薬の化学的確認試験を学び、代表的な漢方製剤の調製を経験する。さらに、天然の生薬が薬として、また、薬用資源として重要な役割を果たしていることを実感させるため、単離した天然物の薬理活性を調べる。
授業の到達目標
準備学習(予習・復習など)
授業計画
授業の内容SBOコード
1実習内容の説明(生体機能化学)
2唾液中のタンパク質、糖、シアル酸の定性分析およびヒト唾液の緩衝能C9-1
3唾液中アミラーゼ活性の測定C9-3
4異なる2法による血中総タンパク質の定量実験C9-3
5血中コレステロールの定量実験およびアルカリフォスファターゼの活性測定C9-1,C9-3
6パーオキシダーゼを用いた酵素反応速度論(pH依存性、Km、Vmax)C9-3
7尿の生化学的分析:臨床検査項目の尿一般試験C9-1,C9-3,C9-4
8薬用資源学:生薬より成分の単離(1) 槐花よりルチンの抽出C7-1, C7-2
9ルチンの加水分解C7-2
10糖の分析 生薬の確認試験 未知検体の定性試験C7-1, C7-2, C2-2
11植物より成分の単離(2) 茶よりカフェインの抽出、再結晶C7-2
12重要生薬の鑑別C7-1
13漢方製剤の調製 紫雲膏、葛根湯、小青竜湯などを調製C7-3
14実習内容に関連したPBL演習C7-1, C7-2, C7-3
15総括(生体機能化学)
総括(薬用資源学)
授業の方法・方略
 ヒト生体試料(唾液,尿)を実習時間内に採取し,含有される生体成分の定性ならびに定量実験を行う。 実習・課題レポートを通じて授業の重点項目の復習ならびに追加・補足学習を行う。
 生薬、漢方薬などの天然薬物の品質評価、確認試験、純度試験、成分単離の基礎的な方法論を習得させ、天然薬物の理解を深めさせる。さらに、実験の原理、実験結果の解析、問題点の提示などについてグループディスカッションを行い、自然科学の方法論を学ばせる。
成績評価及び
フィードバック方法
1~7: 実習試験(80%)、レポート、平常点(20%)
8~14:実習試験(40%)、レポート(30%)、平常点(30%)
教科書
実習書および実習プリント
参考書
オフィスアワー
実験結果について口頭試問、学生の積極的な実習への参加態度。
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更新日付2014/08/15 11:32:56