開講年度2014
科目名(◆:実務経験のある教員による
      授業科目)
機器分析学
科目ナンバー
開講学科医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
(全)開講学科医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
医療薬学科6年コース 2006-2010年度入学
部門専門  
対象学年2年
開講種別秋学期
曜日・時限・教室秋学期 月曜日 4時限 203
単位数1
必修・選択必修
授業形態講義
担当者(所属講座)
使用言語
最も関連のあるディプロマポリシー
項目


授業の概要
医薬品分析(局方医薬品の確認試験、医薬品の安定性試験・品質管理等)を行ううえで必要不可欠な機器分析法を理解するために、代表的な分析機器の原理、特長および、解析に必要な基礎知識を習得することを目的とする。本講義では、まず化学物質の原子・分子の性質を修得する。次に、基本的な化学物質の構造決定が出来るための機器分析法を学習し、これらの知識を基盤として、臨床で用いられている分析法、画像診断法および、画像診断薬についての知識を習得する。また、これらの機器分析法を用いた生体分子の解析への応用について学習する。
授業の到達目標
準備学習(予習・復習など)
授業計画
授業の内容SBOコード
1機器分析法とは
機器分析の特長・概略等を説明する。電磁波の性質、分子の振動、回転、電子遷移について理解する。
C1-1, C3-1
2金属元素の分析法
原子吸光光度法、発光分析法の原理、操作方法を理解する。
C2-2
3赤外分光分析法
赤外吸収スペクトルの概要と測定法、基本的な官能基の特性吸収について理解する。
C1-1, C4-4
4比旋光度測定法 (1)
偏光、偏光子、平面偏光、旋光性、比旋光度測定法の原理を理解する。
C1-1, C4-4
5比旋光度測定法 (2)
円偏光、円偏光二色性測定法、生体高分子への応用等について理解する。
C1-1, C4-4
6核磁気共鳴スペクトル測定法 (1)
核磁気共鳴の原理、核磁気共鳴スペクトルの概要と測定法を理解し、化学シフト、化学シフトに及ぼす構造要因、重水素置換法について理解する。
C1-1, C-3-1, C-4-4
7核磁気共鳴スペクトル測定法 (2)
スピン-スピン結合、生体分子への応用例、電子スピン共鳴等について理解する。
C1-1, C4-4
8質量分析法
質量分析法の原理、装置の概要、イオン化法等について理解する。
C3-1, C4-4
9結晶構造解析法
干渉、散乱、回折現象について理解する。
C1-1, C3-1
10X線結晶解析法
原理、X線回折、位相問題、Braggの式等について理解する。
C3-1, C4-4
11放射線による分析法 (1)
原子の構造と放射壊変、電離放射線、放射性核種、代表的な放射線核種の物理的性質を理解する。
C1-1
12放射線による分析法 (2)
核反応、放射平衡、放射線の測定原理について理解する。
C1-1
13分析技術の臨床応用
臨床分析の分野で用いられる分析法の原理、実施法、応用例について理解し、代表的な画像診断技術、画像診断薬について理解する。
C2-3, C4-4
授業の方法・方略
指定教科書を中心にパワーポントを用いて講義を行い、理解しやすいように講義を進める。また、随時小テストを行い、知識を定着させる。
成績評価及び
フィードバック方法
期末試験(100%)
教科書
わかりやすい機器分析学 第2版 (廣川書店)
参考書
オフィスアワー
参照ホーム
ページ
画像
ファイル
更新日付2014/08/15 11:32:56