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授業の概要 (目標) | | この授業では、アンケートによる社会調査の方法と分析の基礎を学びます。3~5名のグループ単位でアンケートの設計と実査を行い、基礎分析(単純集計、クロス集計、検定)をして結果を報告します。また、受講生どうしがアンケートや報告に対して評価・コメントしあうことで、アンケート用紙づくりや分析・結果報告の技術向上をめざします。
目標1.アンケート調査の長所と弱点、調査設計にあたっての配慮など、社会調査の基礎知識を身につける。 目標2.講義と演習を通じて、アンケートデータの基礎的な分析技法を身につける。 目標3.学生どうしのディスカッションや批評を通じて、すぐれた社会調査実施能力・報告能力・批判的にデータを読む能力を身につける。 |
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授業の内容・ スケジュール | | 【授業の流れ】 ①模擬アンケートを交えながらアンケート調査の概要について学びます。 ②グループごとにアンケート用紙を作成します。 ③授業内で履修学生を対象に調査を実施します。 ④実施したアンケートの課題について、改善策を考えます。 ⑤データの基礎分析方法について学び、実際に得られたデータを分析します。 ⑥グループごとに分析報告を作成し、改善のためのピア・レビュー(学生どうしの評価)を行って、最終報告書を作成します。 ⑦授業全体を振り返り、今後につなげます。
【授業スケジュール】 1.アンケート調査とは-わかること、わからないこと、アンケートの罠― 2.アンケート実施の計画を立てよう―テーマ・対象者・実施期間の設定― 3.アンケート用紙をつくってみよう――実践(1)― 4.アンケート用紙をつくってみよう――実践(2)― 5.アンケート用紙をつくってみよう―計画・用紙の見直しと改善(1)― 6.アンケート用紙をつくってみよう―計画・用紙の見直しと改善(2)― 7.アンケートを実施しよう―調査の実施― 8.アンケート結果を分析しよう―回収率と単純集計― 9.アンケート結果を分析しよう―クロス集計― 10.アンケート結果を分析しよう―結果の検定(1)― 11.アンケート結果を分析しよう―結果の検定(2)― 12.分析報告の作成(1) 13.分析報告の作成(2) 14.分析報告へのピア・レビュー 15.総括 |
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評価方法 (基準等) | | 1.調査票および作成レポート(グループ評価:20ポイント) 調査票と、規定書式に沿って作成プロセスをまとめたレポートを提出します。 2.調査票ピア・レビュー(グループ評価:10ポイント) 他のグループが作成した調査票に回答しながら、わかりやすさ、回答しやすさ、妥当性等について、評価レポートを作成します。 3.分析報告(グループ評価:20ポイント) 各グループで、調査概要と分析結果をまとめて提出します。 4.分析報告ピア・レビュー(グループ評価:10ポイント) 他のグループの分析報告に対して、各グループで話し合い評価します。 5.最終報告レポート(個人評価:40ポイント) 各学生が最終報告レポートを作成し、提出します。 |
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テキスト・ 参考文献 | | 【テキスト】*テキストの指定箇所を予習して授業に臨んでください。 盛山和夫『社会調査法入門』有斐閣、2004年
【参考文献】*授業時に参考図書の関連個所を提示します。各自復習・発展学習に利用してください。 安藤明之『初めてでもできる社会調査・アンケート調査とデータ解析』(第2版)日本評論社、2013年 谷岡一郎『「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ』文春新書、2000年 西山俊樹・鈴木亮子・大岡幸周『データ収集・分析入門―社会を効果的に読み解く技法』慶應義塾大学出版会、2013年 |
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参照ホーム ページ | | |
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備考 | | 講義中の私語、携帯電話使用は禁止です。 質問や意見は挙手により、またディスカッション時間や講義終了時に受け付けます。 |
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更新日付 | | 2014/08/15 11:32:50 |