開講年度2014
科目名社会調査論Ⅱ
開講学科総合政策学科 2008-2012年度入学
(全)開講学科総合政策学科 2013年度以降入学
総合政策学科 2008-2012年度入学
部門専門  
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者鈴木 佳代
クラス
単位数2
曜日・時限秋学期 金曜日 3時限
キャンパス


サブタイトル
アンケート調査の計画・実施から分析・報告まで
授業の概要
(目標)
この授業では、アンケートによる社会調査の方法と分析の基礎を学びます。3~5名のグループ単位でアンケートの設計と実査を行い、基礎分析(単純集計、クロス集計、検定)をして結果を報告します。また、受講生どうしがアンケートや報告に対して評価・コメントしあうことで、アンケート用紙づくりや分析・結果報告の技術向上をめざします。

目標1.アンケート調査の長所と弱点、調査設計にあたっての配慮など、社会調査の基礎知識を身につける。
目標2.講義と演習を通じて、アンケートデータの基礎的な分析技法を身につける。
目標3.学生どうしのディスカッションや批評を通じて、すぐれた社会調査実施能力・報告能力・批判的にデータを読む能力を身につける。
授業の内容・
スケジュール
【授業の流れ】
①模擬アンケートを交えながらアンケート調査の概要について学びます。
②グループごとにアンケート用紙を作成します。
③授業内で履修学生を対象に調査を実施します。
④実施したアンケートの課題について、改善策を考えます。
⑤データの基礎分析方法について学び、実際に得られたデータを分析します。
⑥グループごとに分析報告を作成し、改善のためのピア・レビュー(学生どうしの評価)を行って、最終報告書を作成します。
⑦授業全体を振り返り、今後につなげます。

【授業スケジュール】
1.アンケート調査とは-わかること、わからないこと、アンケートの罠―
2.アンケート実施の計画を立てよう―テーマ・対象者・実施期間の設定―
3.アンケート用紙をつくってみよう――実践(1)―
4.アンケート用紙をつくってみよう――実践(2)―
5.アンケート用紙をつくってみよう―計画・用紙の見直しと改善(1)― 
6.アンケート用紙をつくってみよう―計画・用紙の見直しと改善(2)― 
7.アンケートを実施しよう―調査の実施― 
8.アンケート結果を分析しよう―回収率と単純集計―
9.アンケート結果を分析しよう―クロス集計―
10.アンケート結果を分析しよう―結果の検定(1)―
11.アンケート結果を分析しよう―結果の検定(2)―
12.分析報告の作成(1)
13.分析報告の作成(2) 
14.分析報告へのピア・レビュー 
15.総括 
評価方法
(基準等)
1.調査票および作成レポート(グループ評価:20ポイント) 調査票と、規定書式に沿って作成プロセスをまとめたレポートを提出します。
2.調査票ピア・レビュー(グループ評価:10ポイント) 他のグループが作成した調査票に回答しながら、わかりやすさ、回答しやすさ、妥当性等について、評価レポートを作成します。
3.分析報告(グループ評価:20ポイント) 各グループで、調査概要と分析結果をまとめて提出します。
4.分析報告ピア・レビュー(グループ評価:10ポイント) 他のグループの分析報告に対して、各グループで話し合い評価します。
5.最終報告レポート(個人評価:40ポイント) 各学生が最終報告レポートを作成し、提出します。
テキスト・
参考文献
【テキスト】*テキストの指定箇所を予習して授業に臨んでください。
盛山和夫『社会調査法入門』有斐閣、2004年

【参考文献】*授業時に参考図書の関連個所を提示します。各自復習・発展学習に利用してください。
安藤明之『初めてでもできる社会調査・アンケート調査とデータ解析』(第2版)日本評論社、2013年
谷岡一郎『「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ』文春新書、2000年
西山俊樹・鈴木亮子・大岡幸周『データ収集・分析入門―社会を効果的に読み解く技法』慶應義塾大学出版会、2013年
参照ホーム
ページ
備考
講義中の私語、携帯電話使用は禁止です。
質問や意見は挙手により、またディスカッション時間や講義終了時に受け付けます。
画像
ファイル
更新日付2014/08/15 11:32:50