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授業の概要 (目標) | | 憲法・行政法などの公法に関する法的問題を扱った演習を行う。これまで講義で習得した公法学の知識をふまえて、現実の社会で起こっている出来事の中から公法に関する法的問題を発見し、自身で調査検討した結果を報告し、学生同士で議論を重ねることにより、3年次以降の専門演習のレヴェルに対応できるよう、法的問題に対する調査・分析能力および討議の場におけるプレゼンテーション・コミュニケーション能力を高めることを目的とする。 |
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授業の内容・ スケジュール | | 今年度は「憲法訴訟」をテーマとする。憲法の講義で学んだ統治の秩序や人権保障が現実の紛争解決にあたってどのように適用され具現化されていくのかにつき、実際に起きた訴訟事件を素材にして検証していく。講義科目ではなかなかふみ込む余裕のない憲法問題をめぐる訴訟手続上の論点も含め、少人数によるゼミ形式を活用して積極的に取り組んでみたい。 まず全員にテキストを読んできてもらい、内容についてこちらから確認し、理解できていない部分を解説することにより、テーマに取り組むために必要な基礎的知識の共有を図る。 次に、テキストの主なまとまりごとにグループをつくり、各班で、より深く掘り下げるべき論点を複数設定する。それらの論点を班内で分担し、各自関連する法令・判例・文献を調査・分析し、レジュメを作成する。 そして、班ごとに事前に配布したレジュメに基づいて演習の場で報告を行い、他の班の学生はレジュメを予習してきた上で報告に対する質疑を行い、最後に全員で論点に関する討論を行う。 演習終了後、各自、報告の成果をレポートにまとめて提出する。なお、全員のレポートを収めた報告集を参加者の共有財産としてデータの形で配布する。 より具体的な内容・進行については、受講生と協議の上決めることとする。 |
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評価方法 (基準等) | | 毎回の演習への各自の貢献度50%・演習終了後提出のレポート50%(演習での報告の実施を提出条件とする)。 |
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テキスト・ 参考文献 | | 戸松秀典『プレップ憲法訴訟』(弘文堂)1,200円+税および平成26年版の六法をどちらも毎回必ず持参すること。また、憲法科目で使用した教科書を参照のために用意しておくこと。なお、秋学期の開始まで時間があるので、山口進・宮地ゆう『最高裁の暗闘』(朝日新書)780円+税を読んでおくとスムーズに演習に参加できるだろう。 |
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備考 | | ただテキストを輪読するわけではないので、公法学をより深く追求していきたいという意欲的な学生の参加を期待する。授業時間外における個人・グループでの活動が重要となるため、他の学生と協力しながらしっかり取り組むこと。 なお、講義連絡・課題提出につき、WebCampusを利用するので、IDとパスワードを確保しておくこと。 |
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更新日付 | | 2014/08/15 11:32:57 |