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授業の概要 (目標) | | この講義は、会社法のさまざまなルールのうち、ファイナンスに関する部分を中心に、会社法の全体像、個々のルールの趣旨や相互関係を理解することを目的とします。 みなさんの多くが、大学を卒業した後、民間企業に就職するでしょう。就職した会社で出世して社長を目指す人もいれば、自分でベンチャー企業を立ち上げて一旗揚げたいと考えている人もいるでしょう。 会社とは、社会経済活動においてどのような役割を果たしている存在なのでしょうか。またその経営はどのような人達が担っているのでしょうか。 このような疑問をひとつでも多く解決すべく、実際の裁判例や実務の動向などを踏まえつつ、会社法の規制構造を丁寧に見ていきたいと思っています。 |
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授業の内容・ スケジュール | | 会社法の規制する領域のうち、ファイナンスおよびリストラクチャリングに関して、以下のスケジュールを予定しています。
1~3. 株式会社総論(株式会社・会社法の基礎、登場人物) 4~5. 会社の計算・剰余金の配当 6~10. 会社の資金調達(株式・新株予約権・社債) 11~12. 会社の設立 13~15. 会社の組織変更・破綻
実際の事件をベースにした具体例をもとに、コアな部分をしっかりと理解してもらいます。普段から、資料に目を通し、条文を引く作業を惜しまないでください。 限られた講義時間ですべての事柄に触れることは不可能です。理解を深めるためにも、各自で予習・復習に努め、毎回の授業初めに設定している【review】(前回分の講義要点のフィードバック問題)を活用しましょう。 |
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評価方法 (基準等) | | 原則として、定期試験の成績により評価します。 学期途中に、小テスト実施の有無を判断します。実施された場合、小テストの成績は、定期試験の成績の加点要素として取り扱います(全体の20%相当予定)。 講義中、質問を促し、積極的に発言をした者にはその意欲を評価します。 |
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テキスト・ 参考文献 | | 条文を参照するため、最新の六法は、毎回、必ず持参してください。 テキスト:竹濵 修 著『基礎クラス+α 会社法』(法律文化社 2010年11月 2,835円)【325.2/01192】 参考文献:より深い理解を求める人や資格試験も目指す人には、伊藤靖史ほか『リーガルクエスト 会社法〔第2版〕』(有斐閣 2011年3月 2,940円)【325.2/01216】、分量はないがやや高度なものとして、神田秀樹『会社法〔第15版〕』(弘文堂 2013年3月 2,625円)、重要判例の参照として、江頭憲治郎ほか編『会社法判例百選〔第2版〕』(有斐閣 2011年9月 2,280円)を挙げておきます。 |
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参照ホーム ページ | | |
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備考 | | この講義の取り扱う内容は、主として会社法のファイナンス・リストラクチャリングに関する部分となります。会社法の全体的な枠組みを理解するためにも、春学期開講の企業組織の運営と法(ガバナンスに関する部分)に続けて履修することが望まれます。 当たり前のことですが、講義中は、私語や携帯電話の操作などは厳禁です。 質問等のある方は、研究室を訪ねてください(研究室:6517、オフィスアワー:木曜3限)。 |
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更新日付 | | 2014/08/15 11:32:56 |