開講年度2014
科目名会社法Ⅰ(設立・株式等)B
開講学科法律学科 2013年度以降入学
(全)開講学科法律学科 2013年度以降入学
法律学科 2007-2012年度入学
部門専門  
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者村上 康司
クラス
単位数2
曜日・時限秋学期 水曜日 3時限
キャンパス


サブタイトル
「会社法」ってどんなもの?
授業の概要
(目標)
 この講義は、会社法はどのような領域を規制しているのか、そのような規制が設けられている意義は何なのか、その他の規制との相互関係はどうなっているのか、などをひととおり理解できることを目的とします。
 みなさんの中で、現時点で会社法になじみのある人はほとんどいないでしょう。しかし、大学を卒業して民間企業に就職する、進学、公務員試験や各種資格試験を目指すとなると、会社法の知識が要求される場合も少なくありません。さらに、自ら起業しようと考えている人には、必須の知識となってくるでしょう。日々の経済ニュースにも、会社法に関する内容が多く登場しています。それだけ会社法は、重要な地位を占める法律の一つであるといえるでしょう。そのような会社法を学ぶことは、経済の動向にも、少し目を向けてみるきっかけとなるでしょう。
 条文数は多く、裁判例や学説の争いも多い学問領域ではありますが、丁寧に条文を参照し、わかりやすい講義を心がけていきます。
授業の内容・
スケジュール
会社法Ⅰ・Bでは、会社法のうち会社法Ⅰ・Aに続く以下の部分を学習します。

1~3.  株式とは(株式と株主、株主の義務・権利、株主平等原則、利益供与の禁止など)     
4~6. 種類株式 
7~8.  株式の譲渡(譲渡制限と譲渡自由の原則)
9~10. 株主名簿・名義書換・株式の担保化
11~12. 自己株式
13~15. 投資単位の調整(株式併合・分割、単元株制度など)      

普段から、資料に目を通し、条文を引く作業を惜しまないでください。
限られた講義時間ですべての事柄に触れることは不可能です。理解を深めるためにも、各自で予習・復習に努め、毎回の授業初めに設定している【review】(前回分の講義要点のフィードバック問題)を活用しましょう。
評価方法
(基準等)
原則として、定期試験の成績により評価します。
学期途中に、小テスト実施の有無を判断します。実施された場合、小テストの成績は、定期試験の成績の加点要素として取り扱います(全体の20%相当予定)。
講義中、質問を促し、積極的に発言をした者にはその意欲を評価します。
テキスト・
参考文献
条文を参照するため、最新の六法は、毎回、必ず持参してください。
テキスト:伊藤靖史ほか『リーガルクエスト 会社法〔第2版〕』(有斐閣 2011年3月 2,940円)【325.2/01216】
参考文献:初学者を想定して書かれたものとして、竹濵 修 著『基礎クラス+α 会社法』(法律文化社 2010年11月 2,835円)【325.2/01192】、分量はないがやや高度なものとして、神田秀樹『会社法〔第15版〕』(弘文堂 2013年3月 2,625円)、重要判例の参照として、江頭憲治郎ほか編『会社法判例百選〔第2版〕』(有斐閣 2011年9月 2,280円)を挙げておきます。
参照ホーム
ページ
備考
この講義の取り扱う内容は、主として会社法の株式に関する部分となります。会社法Ⅰ・Aをすでに履修していることが望ましいでしょう。また、会社法の全体的な枠組みを理解するためにも、引き続き会社法Ⅱを履修することが望まれます。
当たり前のことですが、講義中は、私語や携帯電話の操作などは厳禁です。
質問等のある方は、研究室を訪ねてください(研究室:6517、オフィスアワー:木曜3限)。
画像
ファイル
更新日付2014/08/15 11:32:56