サブタイトル | | |
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授業の概要 (目標) | | 具体的な授業の目標は、次の2点です。 (1)大学(法学部)での勉強の仕方を学ぶこと。 (2)法律及び司法制度に関するごく基本的な知識を習得すること。
この講義は主として一年生を対象にしています。大学に入学したての皆さんが、今後の大学での学習をスムーズに進められるように(スタートからつまずかないように)、「司法制度入門」であるだけでなく、より広く「大学入門」「法学部入門」となるような授業を予定しています。 |
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授業の内容・ スケジュール | | この講義では、司法手続(特に刑事司法手続)の流れを簡単に確認した上で、他国との比較も交えながら、日本の司法制度の特徴点や問題点を検討したいと思っています。また、司法制度の担い手(裁判官・検察官・弁護士)に関する問題や、今日的な問題として、司法制度改革、とりわけ国民の司法参加(裁判員制度)なども採り上げる予定です。 以下に、授業で取り上げる具体的なテーマのうち、特に中心的に扱うテーマを掲げておきます。
(1)司法制度の概要とその歴史 三審制度、裁判官の独立と司法行政、司法の危機、法曹一元論、司法制度改革の歴史等
(2)裁判手続の概要 ~刑事手続を中心に~ 民・刑事手続の概要、日本の刑事裁判(精密司法、人質司法、代用監獄制度)の問題点、近年の誤判冤罪事件など
(3)司法制度改革と国民の司法参加 法曹養成と法曹人口の問題、弁護士の役割論、検察官論、諸外国における国民の司法参加(陪審・参審制度)と日本の裁判員制度、検察審査会等
その他、ニュース等で問題となっている話題(トピック)を、随時、検討対象として取り上げていきます。 |
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評価方法 (基準等) | | |
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テキスト・ 参考文献 | | 【テキスト】 市川正人他『現代の裁判(第6版)』(有斐閣、2013年)
【参考書】 木佐茂男他『テキストブック現代司法』(日本評論社、2009年)、守屋克彦『日本国憲法と裁判官』(日本評論社、2010年)、山口進ほか「最高裁の暗闘」(朝日新聞出版、2011年)、荻屋昌志『日本の裁判所-司法行政の歴史的研究』(晃洋書房、2004年)、新藤 宗幸『司法官僚』(岩波書店、2009年)
テキストは、ごく基本的な基礎知識を習得するためのものです。ゆとりのある履修者は、参考書欄に掲げた文献にもぜひ挑戦して下さい。その他の関連文献は、講義の中で、適宜、紹介します。 |
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参照ホーム ページ | | |
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備考 | | 質問等がある方は、6号館5階の6510研究室で受け付けます。なお、オフィス・アワーは、月曜及び金曜の2時限です。 |
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更新日付 | | 2014/08/15 11:32:57 |