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授業の概要 (目標) | | 脳科学は21世紀に大いに発展が期待される領域であり、“21世紀の人間科学”の進展にとって重要な柱ということができます。遺伝学はヒトゲノムの解読完了に伴いますます発展し、遺伝医療へと応用されており、21世紀を担う新規の医療として認識されつつある。一方、画像診断学は工学技術の進歩により大きな発展を遂げ、機能的かつ詳細で迅速な画像診断が可能になった。脳科学にとって遺伝子診断学と画像診断学は不可欠であり、脳情報の病態解析への基本的なツールとなる。本講義では、医療に携わるコメディカルスタッフとして必要な遺伝・画像診断学について、“脳と心を遺伝と画像の情報から読み解く”という観点に立ち、臨床遺伝専門医・神経内科専門医の立場から概説する。GIO(一般目標)は基礎にある脳の解剖と神経情報処理、遺伝情報を理解することである。SBOs(到達目標)は脳の画像情報あるいは遺伝情報から、その病態生理を把握し、診断を行うことである。 |
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授業の内容・ スケジュール | | 講義、視覚的教材、症例呈示を組み合わせて展開する。 1.序論 2.遺伝学の基礎知識 3.遺伝子診断学の基礎知識 4.先天異常の遺伝学 5.神経精神疾患の遺伝学 6.聴覚障害の遺伝学 7.脳解剖の基礎知識 8.画像診断学の基礎知識 9.失語症の画像診断 10.高次脳機能障害の画像診断 11.発達障害の画像診断 12.dysarthriaの画像診断 13.嚥下障害の画像診断 14.神経倫理 15.総括 |
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評価方法 (基準等) | | 講義時のポップテストによる形成的評価(50%)と学期末試験(50%)による総括的評価を行なう。遅刻,早退,私語,居眠り等の受講態度も評価の対象とする。 |
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テキスト・ 参考文献 | | 予習復習事項を毎回呈示.テキスト:伊林克彦著、言語障害と画像診断、西村書店、4000円;参考図書:三村将著、高次脳機能マエストロシリーズ:2、脳画像の見かた・使いかた、医歯薬出版、2800円(より詳細な画像本);新川詔夫他著、遺伝医学への招待、第3版、南江堂(2003)、1800円(基礎遺伝学);中込弥男著、こんなことまでゲノムで決まる(2005)、1500円;柳沢桂子著、ヒトゲノムとあなた、集英社文庫(2004)、540円;石浦章一著、遺伝子が明かす脳と心のからくり、羊土社(2004), 1600円(以上は読み物) |
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更新日付 | | 2014/08/15 11:32:58 |